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3つのポリシー

人間科学部 看護学科 (2022年度入学生)

1.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

 看護学科は所定の課程をおさめ、124単位以上の単位修得と必要要件を満たし、看護の発展と社会へ貢献できる能力及び社会的責任感が身についた人物に学位を授与します。

  • 1-1.社会の一員としての責任を有し、専門職倫理観を基盤としたヒューマンケアの基本的な能力を身につけている。(思考・判断・表現)
  • 1-2.看護の対象となる人々とコミュニケーション能力を活用して円滑な関係を構築し、対象理解を深める能力を身につけている。(知識・技能)
  • 2.看護の基盤となる問題解決能力を活用して看護過程の展開や臨床判断を行うための基本的な能力を身につけている。(思考・判断・表現)
  • 3.看護の専門知識を活用して健康の状態やその変化に応じて実践する能力を身につけている。(知識・技能)
  • 4.多様なケア環境に適した保健医療福祉チームのありかたと看護師の役割を理解できている。(知識・技能)
  • 5-1.学習への主体性を有し、自律的な行動ができ専門職者として研鑽し続ける基本的な能力を身につけている。(関心・意欲・態度)
  • 5-2.科学的思考力と創造的思考力を活用して看護の発展と社会へ貢献できる研究の基本的な能力を身につけている。(思考・判断・表現)

2.教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)

 看護の専門知識修得と対象に必要な看護実践ができるように、基礎看護学、精神看護学、地域在宅看護学を基盤として発達段階別の科目と1年次から4年次まで看護の統合と実践に関する科目を体系的、段階的に配置します。

  1. 教育内容(知識・技能)
    • 対象理解能力を育成するため、体系的に講義・演習科目を配置したのち集大成として実習科目を配置する。
    • 保健医療福祉における多職種連携能力を育成するため、他学科との合同科目を配置する。
    • 保健医療福祉における多職種連携能力を育成するため、重要性が理解できるように地域包括ケアシステムに関連した科目を配置する。

    (思考・判断・表現)

    • 社会の一員としての責任感を育成するため、キャリア形成に向けて行動できるように1年次に基礎講座、2年次から4年次にかけてキャリア形成関連科目を配置する。
    • 専門職倫理観を育成するため、看護の対象となる人々の権利を擁護でき、高い倫理性を持つことができるように講義・実習科目を配置する。
    • 臨床判断能力を育成するため3年次に「看護臨床判断」、4年次に「臨床判断実習」と段階的に配置する。
    • 国際的視野を育成するため、外国語を用いて読み、書き、聴き、話すこと、看護の専門性を生かして国際貢献に関心が持てるように、外国語と国際保健に関する科目を配置する。

    (関心・意欲・態度)

    • ICTや電子カルテが活用できるように情報処理関連の科目を配置する。
  2. 教育方法
    • キャリア形成に向けて行動できるように卒業到達度を学生へ明示する。
    • コミュニケーション能力を育成するため、「読む、書く、聴く、話す」を使いこなせるように講義、演習、実習のすべての科目においてアクティブラーニングを活用する。
    • 看護の対象である人々に真摯に向き合い理解することができるように当事者の講話を聴く機会を設ける。
    • 臨床判断や看護過程の展開能力を育成するため、他者の意見を取りいれて思考を深めることができるようにアクティブラーニングを活用する。
    • 看護の専門知識を修得するため、対象者に必要な看護実践ができるように多様な実習施設を配置する。
    • 人々の健康課題解決のため、看護技術を活用できるように紙上事例などのシミュレーション教育を導入する。
    • 看護の実践がイメージできるように看護実践者が授業に参加する機会を設ける。
    • 学習への主体性を育成するため、看護の対象を理解しようと素直に努力することができることや学習の必要性を自覚できるように、すべての科目でアクティブラーニングを活用する。
    • 冷静に自己を見つめることができるように講義、演習、実習のすべての科目において、横断的に対話による内省を活用する。
  3. 教育評価
    • ヒューマンケアの基本的な能力を、各科目の到達目標に応じた評価基準を明らかにし、レポートなどにより適切に評価する。
    • 看護の基盤となる問題解決能力を、各科目の到達目標に応じた思考・判断・表現の基準を用いて技術試験などにより適切に評価する。
    • 看護の専門知識を、各科目の特性に応じた評価基準を明らかにし、試験及びレポートなどの成果物により客観的に評価する。
    • 研究の基本的な能力を各科目の到達目標に応じて評価基準を明らかにし、レポートなどにより適切に評価する。

3.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像
 看護学科はディプロマポリシーとカリキュラムポリシーに定める教育を受けるために必要な以下の能力のある人材を求めます。

(知識・技能)

  • 人の話を聴いて理解し発言する能力を活用して人間関係を形成できるコミュニケーション能力がある人。

 
(思考・判断・表現)

  • 多様な価値観を認める柔軟性がある人。
  • 自ら課題を見つけ探究する能力がある人。
  • 科学的思考力と論理的思考力の基礎を身につけている人。

 
(関心・意欲・態度)

  • 学校生活あるいは社会の中で責任ある行動をとる努力ができる人。
  • 人々を尊重し、社会的規範を守り礼儀正しく人と接することができる人。
  • 看護を学ぶための学習に意欲的で、看護職への志望動機が明確である人。
  • 学習習慣が身についており、自己管理ができる人。
  • 自身の行動を振り返り、自分を高め続けようとする姿勢が身についている人。

人間科学部 看護学科 (2021年度以前入学生)

1.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

看護学科は、履修規程によって必要単位を取得し、必要な修業年限を満たしたうえで、次の能力を身につけていると認められた学生に「学士(看護学)」の学位を授与します。

  • 人間の生命や権利を尊重し、生活統合体としての人間を理解するため、幅広い知識と教養を身につけている。(知識・技能)
  • 看護を実践する能力を高めるために必要な知識・技術を修得している。(知識・技能)
  • 対象に必要な看護ケアについて科学的根拠に基づく説明ができ、看護ケアを的確に実施することができる。(知識・技能)
  • 保健医療福祉チームの一員としての役割を理解し、協働して活動する能力を高めることができる。(知識・技能)
  • 対象の健康課題を専門的知識と技術を基礎に、科学的思考力・判断力により、その解決に向けて行動することができる。(思考・判断・表現)
  • 状況を的確に判断し、その状況に応じたコミュニケーションがとれる。(思考・判断・表現)
  • 医療の進歩、健康増進に関する情報への関心を常に維持し、実践を通して自らの成長を促すことができる。(関心・意欲・態度)
  • 自己学習・自己評価をし続ける行動や態度をとることができる。(関心・意欲・態度)

2.教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

看護学科は、看護師に必要な知識・技術を培うため、教養科目、専門基礎科目、専門科目を体系的に配置した教育課程を編成します。
看護師国家試験受験資格を得ることができます。

  1. 教育内容(知識・技能)
    • 豊かな人間性、幅広い教養と多様な個性を発展させ看護の対象である人間の生命や権利を尊重し、全人的に理解する能力を養うため、教養科目を配置する。
    • 看護師の知識・技術修得の基盤となる専門基礎科目として「人体の構造と機能及び心身の発達」「疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進」の科目群を配置する。
    • 看護師としての専門性を高める専門科目として「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「在宅看護学」の科目群を配置する。
    • 人間の生活の場において、ヒューマン・ケアリングの視点に立った看護実践能力の基礎を養うため、看護技術の演習時間の充実及び臨地実習科目を配置する。
    • 看護実践に内在する倫理的諸問題を認識し、専門的価値に基づく倫理的判断力の基礎を養うために、人権擁護を基本とした専門基礎科目および専門科目を系統的に配置する。
    • 保健・医療・福祉システムの中で、他領域の職種との連携・協働の重要性を理解して、目標に向けて推進できる基礎的能力を養うため、「チーム医療概論」「地域包括ケアシステム」の科目を配置し、また学部内の連携を図って科目の強化を行う

    (思考・判断・表現)

    • 看護の学習に必要な「課題発見・探求(解決)能力」と「コミュニケーション能力」を高めるために「看護研究Ⅰ、Ⅱ」の科目を配置する。
    • 将来看護専門職業人として活躍し、発展していくための「看護の統合」科目群「看護マネジメント論」「災害看護」「国際看護」「リスクマネジメント論」などの科目を配置する。

    (関心・意欲・態度)

    • 看護専門職業人として活躍し、発展していくために「看護の統合と実践」の実習科目「看護実践マネジメント実習」の科目群を配置する。
  2. 教育方法
    • 主体的、科学的に思考し、かつ創造的に問題や課題を探求していく能力を養うために、専門科目での演習においては協同学習やゼミナール、e-ラーニングを活用する。
  3. 教育評価
    • 科目の特性に応じて、試験、レポート及び成果物等により、幅広い知識の修得度を客観的に評価する。

3.学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

求める学生像
看護学科はディプロマポリシーとカリキュラムポリシーに定める教育を受けるために必要な以下の能力のある人材を求めます。

(知識・技能)

  • 人の話を聴いて理解し発言する能力を活用して人間関係を形成できるコミュニケーション能力がある人。

(思考・判断・表現)

  • 多様な価値観を認める柔軟性がある人。
  • 自ら課題を見つけ探求する能力がある人。
  • 科学的思考能力と論理的思考能力の基礎を身に着けている人。

(関心・意欲・態度)

  • 学校生活あるいは社会の中で責任のある行動をとる努力ができる人。
  • 人々を尊重し、社会的規範を守り礼儀正しく人と接することが出来る人。
  • 看護を学ぶための学習に意欲的で、看護職への志望動機が明確である人。
  • 自身の行動を振り返り、自分を高め続けようとする姿勢が身についている人。

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