2020年08月18日

本学の自動車運転シミュレータを用いた白戸力弥教授の研究論文が英国の雑誌に掲載されました!

白戸力弥教授(作業療法学科、リハビリテーション科学研究科)とその学部ゼミ生(10期生2019年度卒業:今泉里穂、大井しおり、三品志穂)の研究論文が『Disability and Rehabilitation: Assistive Technology』に掲載されました。

本学の自動車運転シミュレータ(Hondaセーフティナビ,本田技研工業社)を用いた研究です。

 

研究の内容は以下の通りです。

「旋回ノブの設置位置がステアリング能力と上肢筋活動に与える影響」

片麻痺や上肢の重度外傷等により左上肢での片手運転が必要になった場合を想定し、旋回ノブの設置位置がステアリング操作能力と上肢の筋活動に与える影響を自動車運転シミュレータと筋電図計測を用いて定量化しました。結果、ステアリングを時計に見立てた際の8時の位置の旋回ノブによるステアリング操作が、他の位置の筋活動よりも少なく、両手操作の筋活動およびステアリング操作と同等であることが明らかとなりました.これらより、旋回ノブを8時のステアリング位置に設置することが推奨されます。

 

原著論文情報

Rikiya Shirato, Riho Imaizumi, Shiori Oi, Shiho Mishina. Changes in steering performance and muscle activity of the upper extremity according to the position of the spinner knob. Disability and Rehabilitation: Assistive Technology [in press]

URL: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/17483107.2020.1801864

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