カナダ
ビクトリア大学
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2019年度
私費留学
- 谷川芽衣
- 私は約7か月間留学というとても貴重な体験をさせて頂きました。私が今回行ったUVICという語学学校では1か月と3か月のプログラムがあり12月は学校が休みな為、私は半年間という形で3か月のプログラムを2つ受講しました。前期プログラムでは日本人がとても多く日本でイメージしていたものとは違い、戸惑いもありました。
前期プログラムの初日にオリエンテーションがあり、今後のクラス分けに必要なテストが行われましたが、私の英語力はとても乏しく最初は下のクラスからのスタートでした。
次の日から授業が始まり、クラスの14人中10人が日本人で4人が他国からの留学生でした。このプログラムは午前組と午後組に分かれており、午前組だった私は、月曜日は選択科目で火曜日から金曜日は毎朝8時半から12時45分まで授業だったので、月曜日だけは違うクラスで授業を受けていました。
前期プログラムの授業の流れは主に先生が書画カメラを使いながら、毎回各分野に分けて授業していくというものでした。印象に残った授業は自分の住んでいる場所を英語でパワーポイントにまとめて発表したことです。また、選択科目の授業では文章の作成方法や、自分たちでゲームを考えてプレゼンテーションを通して英語を学ぶという感じでした。
そして、前期プログラム最後の1週間はテスト週間として、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディングのテストが行われ、これで前期プログラムは終了です。
次に後期プログラムですが、前期のメンバーとは違い、全く新しいクラスや先生でした。私はこの後期のプログラムが自分を大きく成長させてくれたと実感しています。なぜなら、プログラムとしての流れは前期とは変わりませんが、クラスメイトが9人という少人数で、私を含め2人が日本人で7人は他国からの留学生という、とてもいい環境で授業を受けることが出来たこと。また、先生方も教え方がとても素晴らしく、私にとって人生で初めて英語を学ぶ事がこんなにも楽しいものかと感じたからです。
特に良かったことは、分からない分野があれば個別でプリントをくれたり、いつでもメールで聞いたりすることができ、日記を書けば毎回添削をしてくれたことです。一方で、選択科目では自分たちでテーマを決めてオリジナルのラジオを作成したり、環境問題について学んだりもしました。この後期プログラムのお陰で私は成績を上げることができました。
後期はコロナの影響でオンラインでのテストとなりましたが、先生方のお陰で無事に終えることが出来ました。
今後の学習計画としてはTOEICのスコアを上げるという目標を持っています。まだまだですが、少しでも勉強を習慣化できるようになること、また出来ないことが出来るようになると信じ、日々精進して参りたいと思っています。本当に素敵な経験をさせてくださりありがとうございました。
短期語学研修
- 赤間令奈
- 今回の語学研修では当初カナダに1ヶ月いる予定でしたが、コロナウイルスの影響により2 0日の滞在になりました。短くなってしまったのはとても残念でしたが、そのようなことを感じないくらいの大きな達成感と充実感を味わうことができました。カナダへ行ってたくさんの文化の違いを学びました。一番衝撃的だったのは、生活リズムの違いです。私のホストファミリーは父母子どもの3人家族でした。夜は9時に就寝し、朝は6時に起きる家族でとても健康的でした。ホストファザーは毎日夕方5時には帰ってき、6時前に家族全員でディナーを食べました。私にとって、父親が早く家に帰ってくることは滅多にないことであり、毎日家族でコミュニケーションを取りながらディナーを食べられることは素敵なことだと感じました。ご飯の後も家族で話や、トランプゲームをしていることが多く家族の時間をとても大切にしているのだなと感じました。そして、カナダ人の優しさと町全体の温かさに触れました。
私のホスト先は大学が近く、歩いて大学へ行っていました。最初の授業の日、担当の先生が「英語を上達したいならネイテイブの人と沢山話してどんなことでも吸収しなさい。」とおっしゃっていました。私はその通りに次の日から、同じ通学路のUVIc(University of Victoria)の生徒に話しかけてみることにしました。話しかけると、私のたどたどしい英語にも耳を傾けてくれました。今学んでいることについて、その人の出身地についてなどたくさんの事を知ることができました。実際に話すとやはり自分の英語力、そして語彙力の無さに気づき勉強意欲が刺激されました。それと同時に、道端でも話しかけると返してくれるカナダ人の優しさを実感しました。バスをよく使っていたのですが、そこでも優しさを感じました。バスにお年寄りが乗って来るとすぐにみんな立って席を譲り、さらに手押し車の分の椅子を畳むこともしており、子ども大人に関わらず、それが当たり前になっている姿にすごく感動しました。日本も割と優先席を空けていたりもしますが、全員が全員することではないのですごいな、と思いました。さらにバスでは、必ずと言って良いほど全員が下車する際に「Thank you」と大きな声で運転手に伝えていました。これは日本人なら言わないだろうと思いました。こういった感謝の言葉をダイレクトに相手伝えられる文化が素敵だなと思いました。
この留学で英語の他にもさまざまなことを学びました。大学は日本人の他、韓国人や中国人が多かったです。全員が英語を上達するために留学しに来ているため、当たり前ですが全員が意欲的で良い刺激になりました。授業中も英語を話すために自分から発言し、先生の質問に対しても毎回答える姿は日本の大学では考えられないなと思いました。その授業に自分から参加することで黙っているよりも学ぶことは多く積極的に大切さを学ぶことがで きました。その他にも、友人の英語に対する意識や将来の考え方など聞いていくうちに、自分自身物事への考え方や人生観についても考え直すことができました。
最後に、今後の勉学計画としてはまずTOEICの受験を念頭に置いていきたいと考えています。就職活動のためにも、高得点を目指していきたいです。卒業後は幼稚園教諭でも、英語に関われる職業に就きたいのでもっと将来について考えを見つめようと思いました。そして、また留学に挑戦してレベルアップしたいです。
- 井坂春太郎
- 今回、一か月という短い期間の滞在だったが、日本では経験できないようなことを一気に味わえた。英語を学ぶのはもちろんだが、文化や食、歴史などさまざまな点から日本と比較して見てみると面白い発見や気づきを得ることが出来た。
まず、カナダに到着して間もなく、いきなりロストバゲージとホストファミリーとの連絡が途絶え、先生や親などに注意されていたことが次々と現実化されていき、正直とても焦った。すると途方に暮れていた僕を見つけたとあるカナダ人女性がどうしたのと声をかけてくれた。彼女のおかげで僕は無事にホストファミリーに会えて、手荷物もちゃんと回収出来た。カナダの人々の温かさに触れ、気持ちのいいスタートを切ることが出来た。
カナダでの生活が始まって最初の内は迷子になったり、コミュニケーションが簡単に取ることが出来なかったりとホストファミリーには本当に迷惑をかけてしまっていた。時差ボケなど体感したことのない現象による疲労と慣れない環境での生活が想像以上に僕を追い詰めていた。ビクトリア大学での勉強でも異なる言語を一日中聞いたり、話したりするため、集中力を使い果たした僕は毎日十時くらいには布団に入っていた。だが、それも最初の内だけであり、すぐに生活にも慣れ、自然と苦労も減り、気が付くと毎日が楽しく感じられるようになっていた。クラスメイトとも仲良くなり始め、午後の授業が終わると、バスケットボールをしたり、ビクトリアの町へ買い物に出かけたり、みんなで宿題をしたりと毎日がとても充実していた。毎週金曜日には、野外活動があり、ビクトリアで有名なところへ観光に行ったりして英語学習以外にも学ぶことはたくさんあった。また、週末はビクトリア以外の地域にいってさまざまなアクティビティを体験でき、バンクーバーに一日旅行へも行った。平日の授業も文法や作文など普段から大学でやっている内容に加え、細かい発音のポイントを教えてくれたり、英語でのプレゼンテーションにも挑戦したりと普段はやらないようなことをたくさん出来た。宿題をたくさん出し、学んだことを忘れないように工夫されていて、時にはその量に圧倒されることもあったが、仲間と協力して毎日やり遂げた。その努力は最後のテストでも十分生きて、最初のテストより気持ち的にリラックスしていたせいか、楽しく感じてしまう程だった。ホストファミリーとも徐々に意思疎通が取れるようになり、夕食時に家族全員でその日の出来事を各々語り合うなかで、カナダの意外なことや日本との違いが明確に理解出来た。帰国する際、ホストファミリーに手紙を渡した後、ハグしてくれた時涙が出そうになった。毎日生活をサポートしてくれたおかげで楽しく元気に過ごすことが出来た。自分にとってとても貴重な経験になった。この経験を無駄にせず、これからの大学生活を頑張っていきたい。
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2018年度
短期語学研修
- 榎本悠華
- 私は、9月の約1か月間カナダのビクトリア大学へ留学し、そこで多くのことを学びました。どこを歩いても英語の音が耳に入ってきて、それは英語を話せるようになりたい私にとっては、とても良い環境でした。しかし、まだ英語を正しく聞き取れない、自分の考えを英語で相手に上手く伝えることができない私には、少し怖いことでもあります。知らない土地に行って、日本語が全く通じなかったので、最初の頃は不安しかありませんでした。
私が道に迷ってしまい、街を歩いている人に道を尋ねた時は、皆とても親切に教えてくれました。バス停がわからなくてバスの運転手に尋ねた時も「お金は払わなくていいよ。そこまで連れていってあげる」と言って、私をバス停まで連れていってくれました。ビクトリアは親切でフレンドリーな人が多く、とても過ごしやすい場所だと思います。建物や景色も綺麗なものばかりでした。街にはお花が多く飾られていて、お花を手入れしている人がいて綺麗な街が保たれていました。そして、私はとても良いホストファミリーに恵まれたと思います。ホストファミリーは3人家族で、お父さんは博物館の従業員、お母さんは小学校の先生、そして10歳の男の子でした。お父さんとお母さんはほぼ毎日「宿題で手伝うことある?」「今日はどんな1日だった?」と聞いてくれて、私が英語を話す機会を与えてくれました。また、「僕たちが英語の手助けをするね。」と言ってたくさんの質問をしてくれました。10歳の男の子は、自分の小学校で流行っている遊びを教えてくれて、一緒に楽しく遊びました。毎晩おいしい夕食を作ってくれて、休みの日はショッピングモールなどに連れて行ってくれて、本当に最高なホストファミリーでした。
学校では01Aというクラスで勉強をしました。全ての授業で英語以外の言語を禁止されていて、少し大変な部分もありましたが、毎日休まず時間通りに通うことができました。クラスメートはほとんどが日本人で、タイ人が何人かいるだけでした。英語圏の人の発音が聞ける授業だったら、私の英語がもっと上達できたのではないかと思います。私が配属されていたクラスは1番下のレベルだったことを、留学の終盤に知りました。留学初日のテストでのクラス分けだったので、どうにもできないことでしたが本当に悔しかったです。カナダに来る前にもっと英語を勉強しておけば、もう少し上のクラスに行けたのではないかと思いました。この悔しさと、1か月間味わった「英語を思うように使えなかった自分に対する悔しさ」をばねに、これから日本で今まで以上に英語の勉強に力を注ごうと思います。そして、さらに上達した英語で留学に挑戦しようと思います。
- ファムティヴァンアン
- 今回のカナダへの留学は、私にとって国外に出る初めての経験でした。新しい出来事、新しい人との出会い、新しい環境に触れ、素晴らしい人間関係と良い環境を得る事が出来ました。
ビクトリア空港に到着したとき、ホストファミリーがお迎えに来てくれたことにとても感謝しました。飛行機が遅れて、その上ホストファミリーとも連絡が取れず、ずっと待たせてもホストファミリーは「無事にカナダに来られてよかった」と笑顔でおしゃってくれました。それが私にとって一番良かったことです。ホストマザーは台湾人だったのでアジア風の料理が上手で、日本語を勉強しはじめなので、私達は恥ずかしさがなくなりとても自然に仲良くなれました。英語や日本語の勉強方法を教え合い、食事も楽みました。
私が困ったときは自分のことのように心配してくれて、そして解決もしてくれました。こんな素敵なファミリーと1か月を一緒に生活できて本当に良かったです。私の英語の先生は二人います。ポール先生は、リスニング・スピーキングスキルの学習を助けてくれて、ニール先生は多くのトピック(ライフストーリー、旅行、カナダ文化など)に焦点を当てて読み書きスキルのレッスンをしてくれました。
私は二人の先生の面白い、有意義なレッスンが大好きでした。トピックの語彙がとても学術的だったにもかかわらず、私は退屈しませんでした。
これまで改善された英語の量は多かったです。私は今までの学習の動機を再確認しました。今回は私も語学学校に行く事ができ、そこでたくさんのことを学びました。英語の勉強はもちろんのこと、違う国の人との交流を通して友達もたくさんできました。この経験は今後の私の人生をとても豊かにしてくれると思います。
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2017年度
短期語学研修
- 柴田穣
- この留学は自分にとって初めての海外になり、まず一番に日本と海外との文化の違いをとても多く感じました。例えばカナダはとても思いやりがある人が多く、バスに乗っていても高齢者や妊婦、ベビーカーを持った人が乗ってくればすぐに席を空けて譲ることや、ドアを次の人のために空けて待ってあげたりするのがマナーとして成り立っています。その為か、街中を電動車椅子に乗った老人が一人で買い物をしている光景を何度も見て驚きましたし、歩行者が横断しようとすれば必ず車が止まってくれました。カナダの交通といえば自転車、特にスポーツタイプのものが交通手段としてよく利用されていて、車道の真ん中を当たり前のように通り、手信号で進む方向を示していました。ビクトリア市内を走るバスは自転車をバス前方に載せることが出来、目的地の最寄りのバス停まで移動してから自転車に乗る人も多かったです。
感じられた異文化はカナダのものだけではなく、プログラムの中には様々な国から人が来ているので、その人達と自分の国の食べ物や文化について話し合えました。私の担任が授業で、アジア人は時間をよく守ってブラジル人は時間を全く気にしないので、もしパーティーを5時から開いたらまずアジア人が時間前に来て酔っぱらったり帰ったりし始めたころにブラジル人が来るのでまるで二つのパーティーをしているかのようと国での違いについて話していたことが記憶に残っています。最初は文化の違いにショックを受けたりしましたがそれがとてもおもしろく、国や人柄の良さを感じることができるものだと気づくことが出来ました。
一方、自身の英語の向上についてですが、留学に行く前は英語を日本語で考えてから英語に訳すというプロセスを頭のなかでしていて、そのためカナダに行っても最初の内は無意識に日本語ですみませんと言ってしまいました。カナダの生活になれるに連れ、英語を英語で考えるという頭の使い方に慣れ、日本に帰ってきた時は逆にとっさに英語が出てしまうほどでした。また、自身の語彙力の無さも実感することが出来たのでこれから更に英語を勉強していきたいと思います。
最後に、私に良く接してくれたホストファミリー、大学の職員、プログラムの学生に感謝したいと思います。この留学の経験を活かして、英語力の向上はもちろんのこと、将来就職した際に自身と違う考えかたをしている人に対しても真摯に接する事ができる人になりたいと思います。
オーストラリア
サザンクロス大学
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2022年度
短期語学研修(オンライン留学)
- 殷玥(いんげつ)
- 私は8月15日から9月9日までオンラインでサザン・クロス大学の短期語学研修に参加しました。私にとってとても充実した経験でした。
授業時間は日本時間の9時から午後1時までです。コースの内容は、オーストラリアの自然風景、本土の生物、そしてオーストラリアの地元の人の祝日の過ごし方を大まかに紹介しています。
授業はすべて英語で授業され、グループ活動、映画鑑賞などを通じて、気軽に授業を受けることができます。最初の授業の前は言語の問題で心配や不安でしたが、授業後は先生たちがとても親切で丁寧に責任を持っていることを感じました。また、カリキュラムも課外活動が豊富で、毎週国際交流活動やホストファミリーとの交流活動が行われました。
私の一番好きなイベントはホストファミリーの交流活動でした。国際交流活動とは、サザン・クロス大学の学生のボランティアの方々と自由に英語を使って同世代の人と話すことで、同時に自分の英語力を鍛えられ、オーストラリアの若者の好みと、若者たちの間で使われる用語を学ぶことができたことは、普段は学べないものでした。
ホームステイを通じた交流活動は、地元の家族の主人との会話を通じて、オーストラリア人の食事、日常の移動方法など、オーストラリア人の生活を理解した。最も印象的なのは、ホストファミリーの主人がオーストラリアの伝統的な朝食を作る過程を、動画を通じて完璧に見せてくれたことだ。オーストラリア人が最も論争している食べ物はvegemiteで、オーストラリアの食べ物を代表できると思っている人もいますが、より多くのオーストラリア人はその味に耐えられないと思っています。これは私の興味をかき立てて、それを味わう機会を得たいと思っています。
授業では英語を話す機会がたくさんありましたが、同時に私は自分の英語力の不足に気づき、自分の気持ちを完璧に英語で表現することができませんでした。まとめの原因は語彙量が足りないことと英語文化を理解していないことです。この2つの問題に対しては、暗記練習に時間をかけるしかなく、学校での時間を大切にして英語教師と会話の練習をすることができます。
サザン・クロス大学の先生に感謝したいです。彼らはとても優しくて、英語が下手な学生にも辛抱強く使い方を直すことができます。北海道文教大学にも感謝して、授業の機会を与えてくれました。この授業を通じて私の夏休みを豊かにしました。
短期語学研修
- 山田ひかる
- 今回夏季語学研修に参加したことは私に多くの学びと、大きな影響を与えてくれました。大学に進学したら留学に行きたいと考えていたので、今回の留学は待ち望んでいた機会でした。
留学が決まった時は、とてもうれしく感じたのを覚えています。学校での留学プログラムではありましたが、金銭の準備等はほぼ自分たちで行っていたので、資金や、出国するうえでの段取りを把握できたので、留学に対する熱意をさらに向上させることができ、とてもよかったです。
私たちの出国日は運が悪いことに、航空機関のトラブルが重なってしまい、予定通り出国することはできませんでした。六日間ほど到着が遅れてしまいましたが、こんな経験もなかなかなかったので、私はこれも学びだと思いました。心を切り替え、急遽組み込まれた小さな旅を目一杯楽しみました。
オーストラリアに到着した時は、正直海外にきた、留学だ、という実感がまったく湧きませんでした。でも、ホストファミリ―との対面はとても緊張したのを覚えています。自分が一か月お世話になる人たちはどんな人なのか、どんな家なのか、とても不安を感じていました。しかし、会った瞬間にその気持ちは飛んでいきました。彼女達は笑顔で私を迎え入れてくれました。いつだって優しく、明るい、オーストラリアを心から愛するKylie、カードゲームが大好きで、いつでも元気いっぱい、娘のMarnie、人が大好きでジャンプが止まらない犬ジョージ―、そして甘え上手の猫ミャアイ。私は一か月間、彼女たちのおかげで幸せな留学をおくることができたといっても過言ではありません。
それほどお世話になり、たくさんのことを彼女たちから学びました。オーストラリアの植物、動物、食事、文化、自然。数えきることはできません。いろいろなところに一緒にも行きました。バリナのビーチ、ヤンバ、レノックスヘッド。暇があればビーチに行きピクニックをしたりドライブをしたり。平日の放課後は毎日みんなでカードゲームをして、クッキングをしたり、踊ったり、映画を見たりしていました。どの思い出を頭に浮かべても楽しく笑顔で話している私たちがいます。彼女たちの存在なくしては私のオーストラリア留学は語れません。心の底から彼女たちの家ですごすことができて良かったと思います。現地の学校生活では大きな問題はありませんでした。SCUの先生方はとてもやさしく、暖かい人たちばかりでした。授業でも一人一人に気をかけ、‘’みんな‘’で授業をつくっていると感じ、みんな自然体で楽しく授業を受けられていたと思います。先生方のおかげです。一か月ではありますが、英語力に関しても成長できたと感じています。新しい語彙や言い回しをたくさん学びました。今回の成長をばねに、さらに上を目指して勉強を続けていこうと思います。
最後に、私は今回の留学を経験して国際的な違いを強く感じました。オーストラリア、日本、どちらもの良い点、そうではない点。オーストラリアに行くことがなければ、気づくことができませんでした。20代、学生のうちに新しい世界に踏み込めたことは、無知な私にとってとても大きな経験となりました。この1か月間毎日感じていたわくわくや、どきどき、不安、そして楽しいという気持ちは絶対に忘れません。私の人生の一部として、たくさんの人にこの経験を伝えていきたいと思います。
2021年度
短期語学研修(オンライン留学)
- 川合亜実
- 私はオンライン留学を通してたくさんのことを学びました。オーストラリアの生物や生物が住んでいる環境、またオーストラリアの街並みや観光地についてなど、今まで知らなかったことを多く知ることができました。
たくさんの興味深い授業の中でも私が特に印象に残っている授業は2つあります。
1つ目はバーチャルホームスティです。Zoomを通してオーストラリアの先生とコミュ二ケーションをとる授業で、さまざまな話題で話し合いました。例えばホームツアーとして先生たちの家を紹介してもらったり、オーストラリアと日本の朝ごはんの違いについて話し合ったり、自分の好きな映画や自分ができるエコに繋がることなどです。毎回7~8人くらいのクループに分けられて先生が一人一人に話しを振ってくれるので、自分で考えて話す機会がとても多く、すごく力になりました。また、先生たちが優しく、リアクションがすごく良かったのでどんどん英語で話すことが楽しくなり、自信にも繋がりました。
2つ目はオーストラリアの映画『Red dog』を日本語字幕なしで見る授業です。英語字幕はついていて映画の登場人物の話す英語も発音がわかりやすかったので、とてもわかりやすく集中して学べました。そして映画の途中に質問がでてくるのですが、その質問がしつかりと映画の内容を理解できていないと解けないような問題なので、リスニンクの力をつけることができました。また映画の内容自体もすごく面白く、惹き込まれるような内容たったので、楽しく学ぶことができました。その後に2~3人のクループに分かれて、自分はどの登場人物が好きか、あの場面ではとう思ったかなど映画の内容について話し合うのも楽しかったです。普段オーストラリアの映画を見る機会がなかったのですが、この授業を通して他のオーストラリアの映画ももっと見たいと思いました。
今回は2つの授業を取り上げましたが、先生方が私たちにわかりやすく学べるように工夫してくださっていたので、1ヶ月間どの授業もすごく楽しく面白かったです。今回は直接オーストラリアに行くことができず残念でしたが、オンライン留学はクループに分かれて話し合う機会が多くあるので、より多く英語に触れることができて実際にオーストラリアに行っているような満足感がありました。そして先程も述べたように先生方がとにかく褒めてくれてリアクションも良くしてくれるので、英語を話すことについてすごく自信がつきました。正直に言うと今までは成績のために、就職のためにと英語を学習していた部分が大きかったのですが、今回のオンライン留学を通して英語を話すこと自体が楽しくなり、今はもっと外国人の方とコミュニケーションを取りたいからと英語を勉強する目的が変わりました。そしてオンライン留学が終わったあとも英語にずっと触れ続けたいと思ったので、現在はHello Talkというアプリで外国人の方と英語でコミュニケーションをとっています。英語について積極的になれたことが私にとってすごく大きかったです。このまま英語に触れることを続けて、もっともっと英語をスムーズに話せるように成長していきたいです。
- 髙元望
- 私は2021年の8月23日から9月17日までオーストラリアのサザン・クロス大学にオンラインで ENG凵SH LANGUAGE PROGRAMSに参加しました。
今回のオンライン留学に参加した理由は、コロナがまだ世界中に蔓延しており今年の夏休みも留学できないことと、積極的に英語に触れる機会を作りたかったからです。
このオンライン留学での目標は、「春のオンライン留学のときよりも積極的になること」でした。以前の目標は、「最低1日1回は発言すること」でしたが、今回は1回どころではなく先生から発言を求められたら答え、それ以外にも自分の意見を発言できたので今回のオンライン留学の自己評価は満点だと思います。成績表の成績も全て上がっていたのでその点も頑張ってよかったと思います。
1週目の1日目はまだクラス分けがされていないので英語レベルがとても高いところのクラスで授業を受けました。そこではコアラのことを学びましたが、先生と他の生徒との会話スピードが早くて、理解はできるが発言は難しい状況でした。そこでは沢山の人が次々に話していて、授業は本来こうあるべきなのかと思いました。2日目からはBlue Classになり、千葉の大学の学生と一緒に授業を受けました。そこからは授業スビードがもう少し早くても大丈夫だと思えるぐらいの速さでした。5日目は文教以外の学生がオーストラリアのお祭りについてグループプレゼンテーションをしていました。1週目は特に大変な思いもせずに過ぎました。
2週目はテーマパーク、ビーチでの安全の守り方、オーストラリア人カップルのVlogを見てオーストラリアの観光について学びました。2週目までは、オーストラリアに来たらこういう事ができるということを知ることができる週間でした。
3週目は環境問題について学びました。環境汚染、水温上昇、森林火災、絶滅危惧種、地震、津波、砂漠化、酸性雨など日本にも起こりうる問題についてだったのでとても勉強になりました。天候に関する英語もたくさん学んだり、その学んだ言葉を使ってホームスティのホスト達と討論したり意見交換したことがとても楽しかったです。週の後半にはオーストラリアの海の生態系やサメの話をしました。人間をサメから守るための物によってサメやくじらが傷ついてしまったりしている現状を知って、どちらかを犠牲にして一方を守るのは違うのでどう工夫したらいいのかを考えました。この経験はオンライン留学をしなかったらできなかったと思います。
4週目は最後の週なので特に力を入れて集中して取り組みました。4周目の1日目は4つのグループがオーストラリアツアーを組むプレゼンテーションをし、私達は評価をつける授業でした。2日目の火曜日が私のペアの担当でした。このプレゼンテーションは3週目の木曜日から作り始めました。このプレゼンテーションは成績にかなり影響するので一生懸命に取り組みました。前日に読み練習をたくさんした甲斐もあり、高い成績を取ることができました。週の後半にはオーストラリアの映画「RED DOG」を鑑賞しました。この映画はオーストラリア英語が使われているので時々わからないところもありましたが、素晴らしい映画だと思いました。オーストラリア版のハチ公です。この映画についてと、自分の好きな映画、嫌いな映画についてホストファミリー達と話しました。私は好きな映画について「博士と彼女のセオリー」や「ビューティー インサイド」など5つ、嫌いな映画として「パラサイト」を紹介しました。バラサイトは好きな俳優も出ていてストーリーも素晴らしいですが怖すぎるので嫌いな映画にしました。皆のおすすめの映画を知ることができてとても良かったです。
今回のオンライン留学で学んだ大切なことは2つあります。これはオンライン留学だけでなく現地に行く留学でも大切だと思います。自分から積極的に行動することとグループで活動する際に日本語を使わないことです。まず自分から積極的に行動することによって自分にとっての自信にもつながるし、周りの人たちの勇気を出す手伝いができます。自分が最初に飛び込むことによってミスをしても成功しても自分がマイナスになることはないと思います。グループ活動で日本語を使わないことは、とても大事です。千葉の大学の生徒は簡単なことを話すにも英語を間違える前に日本語で話していました。これは英語を学ぶ上で一番邪魔になってしまうと思いました。
私は将来外国語を使う仕事につきたいと思っていますので、英語、韓国語、中国語、スペイン語を学んでいますが、どれも学ぶプロセスや大切なことは同じだと思います。今回と前回のオンライン留学でそのことを気づけました。これからの大学生活は、語学勉強を継続させて、且つ現地留学のために準備を進めていきたいです。
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2020年度
短期語学研修(オンライン留学)
- 大友優実
- 今回の留学は私にとって、とても充実したものになった。
授業は日本時間の9時から始まり、午前はオーストラリアの文化や自然について学んだ。午後はネイティブスピーカーとの会話やバーチャルホームステイ、バーチャルツアーを体験した。
始めは慣れないオンラインでの授業という事もあり、とても緊張し積極的に話す事が出来なかったが、先生方はとても優しく拙い英語でも積極的に話してみようという気持ちになることが出来た。
午前の授業はグループワークも多く、オンラインでも初めて会うクラスメイトと協力して取り組み、皆が英語の学習に積極的だったことも相まって、私の英語学習に対するモチベーションを上げながら留学を終えることが出来た。また、発言をする機会がとても多いので、先生の話を瞬時に聞き取り自分の意見を英語で伝えるという良い練習になった。さらに、単に文法や語彙を学ぶだけでなく、新しく習った単語や文法を使って文章を即興で考えるという時間も沢山あった。一人で勉強していては、なかなか新しく学んだ事を実際に使えるようにまで時間がかかるが、この授業ではより効率的に学ぶことが出来たと思う。
午後は沢山のネイティブスビーカーとの会話によって、自分の現在の実力を試す機会が沢山あった。自然なスビードで話してくださる方が多く、このスピードに慣れるためには、さらに努力が必要だと痛感した。また、日本とオーストラリアの違いや日本の文化を伝える機会も沢山あり、英語を学ぶにおいて単に語学力だけではなく自国の文化や歴史など、様々な知識を平行して学ぶことが大事だと感じた。
4週間の留学を終えて、私の将来について考えるとてもいい機会になった。この留学からオーストラリアをさらに好きになり、将来は海外で働くことも視野に入れたいと考えるようになった。4月からは3年生となり、進路について本格的に考え、行動をする時期に差し掛かろうとしている。この留学前までは自分は卒業後何をしたいのか全く浮かばず、明確な目標がないまま英語の学習に励んできた。しかしこれを機に自分の進路をより明確に考えることが出来るようになった。昨年から新型ロナウイルスが流行し、この状況で何が出来るのだろうと私の気持ちも落ちてしまっていた。貴重な時間の無駄にならないように努力してきてはいたが思うようにいかず、この先どうしようかと考えていたところだった。そんな中このオンライン留学を紹介していただき、実際に体験させて頂いたことで今までで一番充実した時間を過ごすことが出来た。3年生も良いスタートを切ることが出来るように、引き続き勉強に励みたい。
最後になりますがこの留学を支えて頂いた皆さん、ありがとうございました。
- 成田雛乃
- このオンライン留学プログラムは、スピーキング・リ-ディング・リスニング・ライティングの4技能のうち、スピーキング・リス二ング・リーディング能力が上がるプログラムだったと感じた。
一週間目は、オーストラリアと日本の礼儀の違いやホームステイをしたときに使える単語、オーストラリアについて(コアラの病院や観光名所のバーチャルツアー)などを学習した。この一週間は、担当の先生の英語がまったく聞き取れず、授業中に発言もできていなかった。この時点で、自分の英語のスピーキングとリスニングカがどれほど低いかを確認することができた。
二週間目は、文法や単語の量を増やし、4週間目にて発表する、オーストラリアの年間の行事や祭りについてのプレゼンテ-ションの準備をし、前週に引き続きオーストラリアについて (メジャーな食べ物や祭りなど)やオーストラリアの観光資源を学び、ホームステイの疑似体験でホームステイファミリーと会話など、一週目に比べてより実際の留学に近い体験ができたように感じた。この週は、英語を聞き取り、自分の意見を伝えることが前週よりも行えていたが、まだまだ聞き取れない部分や思っていることを相手に伝えることが難しかった。
三週間目は、オーストラリアの動物や動物の保護団体について学習し、ホームステイファミリーとの会話も自分たちで質問を考えて進めていくなど、より自然な会話ができる内容だった。そして、ホームステイファミリーが家のルームツアーもしてくれた。この週は、自分の知らない動物を英語のホームページを読んで情報を得るという時間が多く、その情報を仲間と共有するという、参加型の授業だったと感じた。また、ホームスティファミリーの家を見て、ホームステイを実際にしたらどのように過ごすのかなどの雰囲気をつかむことができた。この週から英語が少しずつ聞き取れるようなったため、授業中に積極的に発言ができ、ホームステイファミリーとの会話もYesなどの一単語だけで終わらず、自然な会話に近いやり取りができるようになって、少しではあるが自分の英語力に自信がついた。
四週間目は、オーストラリアの行事や祭りについてのプレゼンテーションやオーストラリアに訪れた時の旅程を組んでみること。そして、ホストファミリーとのコミュ二ケーションの時間があった。この一週間は、とても英語の能力を磨けた一週間だったと思う。なぜなら、プレゼンテーションでは、周りが知らないことを英語で、しかも自分の言葉で伝えるといった、この4週間の積み重ねをここで発揮しなければならないからだ。この週では、前週に比べて伝えたいことがたくさんあり、伝えようとするが、どのような言い方をすれば伝わるのか、ボキャプラリーが少なくうまく思っていることを伝えられないことが多かった。
この一か月で、留学の疑似体験をし、自分が今やらなければいけないことが明確になり、とてもよかった。ネイテイブスピーカーとの会話も今までほとんどしたことがなかったが、少し話すことになれたので、本学でも、ネイティブの先生との会話を積極的に行いたい。また、単語・文法は英語で会話する時にすぐに思い出せるくらいまで繰り返し勉強し、リスニングは毎日英語を聞くことが大切だと留学で感じたため、時間を見つけ行っていきたい。
- 村井勇希
- 私が今回のサザンクロス大学とのオンライン留学プログラムを通して、今の自分の英語力では、聞き取るだけが精一杯でとても会話するまでに至らないことがとても残念だった。
私は中学校、高校と英語が苦手で覚えようともしていなかった。高校生の頃、自分と同じ位のレベルの英語力をもった友達が、アメリカに留学して二年で英語ペラペラになって帰ってきた。その時、私もいつか留学したいと思い、文教大学に入学することにした。英語が苦手なまま人学し、2年生まででしつかり英語の基礎を覚え、3年生で留学したいと思っていた。しかし、昨年からコロナウイルスが流行ってしまい、文教大学からの留学が出来なくなっていた。そんな時、このオーストラリアにあるサザンクロス大学とのオンライン留学プログラムがあると知り、いい機会だと思い経験することにした。
サザンクロス大学とのオンライン留学プログラムは、3月1日スタートの、1日3時間の授業で、9時から始まり1時間ごとに15分の休憩がある。11時15分からは、45 分の昼休みがあり、ゆっくり昼食も食べられる。平日は必ず授業があり、全部で4週間の授業だ。
私がオンライン留学プログラムに参加して一番に思ったのが、リスニング力、スピーキングカの格の違いだ。文字を読み取る事は多少できたが、質問され当てられた時に、聞き取ることが出来ず、なんとか聞き取ることが出来てもすぐ英語に直して伝えることが出来なった。あらためて、自分の英語力のなさを痛感した。最初の授業は、最近の出来事や自分の好きなことなど簡単な質問を先生に聞かれて答えるというものだった。本当に簡単な内容の質問を受け答えするだけなので、私でもなんとかついていけた。
本題の授業だ。授業内容は、おおまかにオーストラリアの文化と日本の文化の違いについてだ。細かくは、オーストラリアの動物、マナー、自然、お祭りなどを学んだ。例えば、オーストラリアの動物といえば、コアラやカンガルーが代表的である。そんなコアラやカンガルーなどの有袋類の子供は”joey”と呼ばれる。他にもノーベキューのことを、オーストラリアの人は、”バービー”という。最初は何のことかわからかったが、オーストラリア独特の言い回しや単語がある事を知った。是非、私もいつかオーストラリアのバービーを体験してみたいと思った。
授業方法は、小グループに分かれて協力して課題に取り組んだり、提示された動画を見て気づいたことを話し合ったり、他にもクイズ形式で問題が出た。
最後の4週目には、3 人ほどのグループでプレゼンをした。自分たちのグループは、「WOMADelaide」という、オーストラリアのフェスについてプレゼンした。歌手だけでなく様々なアーティストが来る大きなイベントだ。知らないアーティストでもその場の雰囲気で楽しめそうだと思う。
昼休み後は、オーストラリアの人たちとzoomで話す。私はこれが一番苦手だった。他 にも生徒がいるので、実際自分が話すことは3分くらいなのだか、リスニングカもスピーキングカもない自分にとっては、とても大変だった。
この、オンライン留学プログラム終えて、自分の知らないたくさんの事を知ることやオーストラリアの魅力も知ることが出来、とてもいい経験になった。コロナウイルスが収まり、留学できるようになったら、サザンクロス大学に行きたいと思った。そのために、ある程度の会話が出来るようにこれからもしっかり勉強します。
- 諸橋優
- ・オンライン留学の授業内容
自分は、2021年の3月1日から26日までの4週間オーストラリアのサザンクロス大学のオンライン留学に参加していました。自分が参加したオンライン留学は、朝9時から午後1時までの時間で毎日3時間授業がありました。
授業は主に3種類ありました。1つは、自分のクラスで担任の先生と共に勉強をするスタイルです。
2つ目は、オンラインホームスティツア-です。この授業では、zoomを使って授業をします。ホームステイを受け入れている方と会話をする機会があり、ホームステイに行く時に気をつけることや、日本のお土産でもらったら嬉しいものなどを英語で話しました。ホストがルームツアーもしてくださいました。
3つ目は、グローバルカンバセーションです。この授業もzoomを使います。この授業は、文化の違いについて話し合ったり、日本のお祭りなどを紹介したりしてお互いの国について学ぶ事が目的となった授業でした。
これらのどの授業でもグループに分かれて勉強する機会が多いように感じました。グループワ-クをすることによって発言する機会を多く作ってくれていました。・今後の勉強について
留学が始まってからの数日間は先生が何を言っているのか聞き取るのに精一杯で、常に緊張していたのでものすごく大変でした。ネイティブの話すスピードを実感したことによって自分の実力不足を感じました。留学の後半の方は大分聞き取れるようになりましたが、先生は自分達が聞き取りやすいようにゆっくり話していました。ネイティブの英語の速さで聞き取れるようになる事が自分には必要だと思いました。そのため、ネイティブの方と話す機会をたくさん作ろうと思いました。大学にいる先生に積極的にコミュニケーションを取ることや、オンライン英会話などでたくさん経験を積んでいこうと思っています。
英語の試験などでは、TOEIC900点以上。IELTSでは、7、0のスコア獲得に向けて勉強していきます。
授業中に先生がよく言っていた”Don’t be shy”ということを意識していきたいと思います。日本人は、先生が黒板に書いたことをノートに書いたり、話を静かに聞いていることが授業態度として良いというようになっているけど、オーストラリアでは黙って授業を聞いていることは良いことでは無く、わからない事があったらすぐに先生に質問したり、積極的に色々と発言する事が良い事となっていると聞いた時に、自分にはその姿勢が足りないと思ったので受け身にならないで授業に参加していき英語力向上に励んでいきたいと思います。
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2019年度
短期語学研修
- 周宇翔
- 私はオーストラリアのサザン・クロス大学で約1か月語学研修を受けました。オーストラリア行く前には少し不安がありました。異国の民俗文化や生活環境は大丈夫か、もし授業の内容がうまく理解できなかったら、どうすればいいか。ホームステイファミリーのマナーについては、まだ気をつけるべきことがあるか。今思い出したら、この1か月はすべて順調に進んでいました。特にホームステイ先のおばさんとおじさんとたくさんコミュニケーションをとりました。おばさんが私の英語の文法の間違いなどを気にせず、熱心にどうやって英語を伝えようかと私にたくさん教えてくれました。こんなにたくさん英語で話すことができるのは留学する前の自分には考えることさえできなかったです。
クラスで他の国から来た留学生と話したとき、英語だけでコミュニケーションをしようと考えていました。最初はなかなか慣れなかったですが、諦めずに放課後の時間を使って自分で勉強して、英語力を少しでも上げるように頑張りました。英語クラスでは、午前中は文法やリーディング、スピーキングなどの英語力をアップするための内容です。午後はオーストラリアの文化や民族について学び、観光地でのフィールドワークです。授業後でも英単語のゲームをしたりして、おかげでいろいろ難しい単語を覚えられました。1か月の後半はプレゼンテーションの宿題があります。先生の前で英語でのプレゼンテーションも大変勉強になり、自信をつけることもできました。毎日が充実していて、大変勉強になるプログラムでした。
今回1か月の語学研修を経験し、自分の弱点を見つけて、それをまとめて全部しっかり直します。今後は英語のTOEICスコアを上げるように、英語の勉学に励み、今後の学生生活が悔いのないように卒業に向けて最後まで進みたいと思います。最後に、私は今度の留学準備等いろいろ助けてもらった方々に感謝いたします。ありがとうございました。
- 中嶌晃暉
- 今回私はオーストラリアのサザン・クロス大学に1ヶ月間の語学留学に行き、とても多くのことを学んだ。正直に言うと、語学留学に行く前は楽しみだと言う気持ちよりも不安でいっぱいで語学留学に行きたくないと言う気持ちが大きかった。と言うのも、自分は中学生の頃一度イギリス語学研修に行っており、その時にとても嫌な思いをしたからだ。ホームステイではホストファミリーとうまく馴染めず、家にいても部屋に籠りっぱなし、会話もろくにせず、気まずい空気の流れるディナー、研修先の学校では一緒に行った日本人と固まり、海外に行った意味のない、典型的な留学の失敗をしてしまった。今回もそうなるのではないかと、とても不安でストレスの溜まる日々であった。しかし、将来の夢に一歩でも近づくべく、あの時の自分を超えるべく覚悟を決め、オーストラリアへと飛んだ。
オーストラリアに飛んでからの1週間は今すぐにでも帰りたい気持ちでいっぱいだった。授業とは比べ物にならないほどの難易度とスピードの英語、慣れない気候、食べ慣れていない食事、伝わらない自分の気持ち、初めの1週間はとても長いものだった。また、オーストラリアの英語は少しクセがあり聞き取りにくく、同じホームステイ先に日本人がいて、その子はホストファミリーと難なく会話をしている。何故、彼はスラスラと会話が成り立つのに自分にはできないのだと、苛立ちと焦りが募り、さらにストレスが溜まっていった。
2週間目から自分の中での語学研修の内容が一気に変わった。1週間目とは比べ物にならないほど聞き取る事ができ、拙い英語ながらも相手に自分の思いを伝えることにだんだんと慣れていった。その理由として、おそらくオーストラリア人のおおらかな性格にあるのだろう。彼らは失敗しても特に気にすることなく自分のしたいことをとことん行い、とてもフレンドリーだ。例えば、スーパーであった赤の他人にまで声をかけ、無駄話をする。
日本ではありえない光景だったのだが、その光景が自分を成長させてくれた。失敗しても何度でも挑戦すればいいし、見知らぬ人とでも話しかければ知り合いになれる。このことに気付いてからは語学研修が楽しいものとなった。
3週間目にはオーストラリア第3の都市とも呼ばれているブリスベンに行き、オーストラリアの人々、文化、海外での生活に触れる事ができ、同時に楽しむこともできた。最後の週になると初日よりも会話を聞き取る事ができ、相手にも自分の気持ちを伝える事ができ、言語力とともに心も成長する事ができた。
今回のオーストラリア語学研修を終えて、結果的にいって良かったと思った。とても有意義な時間を過ごす事ができ、心身、言語力共に成長する事ができたし、同時に自分の課題も見つかった。それは圧倒的な知識不足である。英語の知識がないが故に、言いたい事が 言えず、簡単な単語に言い換えたり、相手に察してもらえるようにして伝えていたが、それではダメである。まずは単語の知識を増やし、その単語を使えるようにする。またその国特有の言葉(スラング)にも悩まされたので各国のスラングなども学ぶ事ができれば良いと思う。それと同時に、自分の目標のため、英検や、TOEICで過去の自己ベスト更新を目標とし、1つずつ達成していきたいと思う。
- 沼澤まこと
- 私はオーストラリアのリズモア市に1ヶ月間の語学研修に参加しました。オーストラリアでの生活はとても濃く、充実したものとなりました。
本来は国際言語学科の方々が参加する語学研修プログラムに、こども発達学科の私が参加することはとても勇気のいることでした。実際に参加してみても大変なことはとても多かったですが、この研修を通して何事も「やってみたい」という気持ちを行動に起こしていくことが自分の人間力を高めることに繋がると感じました。
サザンクロス大学では、他の国の教育現場を体験し、たくさんの気づきがありました。生徒主体の授業が多く、ICTを活用したプレゼンテーションなども行いました。現地の大学では、もちろん全て英語で授業が行われていて、最初は慣れずあまり聞き取れなかったのですが、意欲を持って毎日参加していたら次第に聞き取ることができ、主体的に参加できるようになりました。
ホームステイ先では、実際の生活を通して日本とオーストラリアの生活様式の違いを感じることができました。特に印象的だったのは家族の時間を大切にしている点とオーストラリアでの水問題です。
私がホームステイをしていたリズモア市は、日が昇るのがとても早く、朝は6時頃には暑さで目が覚めます。そのため比較的日本よりも早くお店などが開き、人々が活動をはじめ、17時には町のお店が閉まり、夜はとても静かになります。「どのお店の人も、毎日家族と一緒にご飯を食べながら今日のことを話すという習慣があるから」とホストマザーが教えてくれました。
人間の幼少期は、親との信頼関係を築くことがその後の人格形成に大きく係わってくる大事な時期ですが、今日の日本では両親の共働きによって、家族間の信頼関係や交流が薄くなってきている家族も少なくありません。日本もオーストラリアの働き方と生活様式を取り入れることができれば、子供には非常によい環境になると感じました。
また、とてもシビアだったのは水の問題です。オーストラリアは水不足が深刻で、私のホストファミリーは5人家族でも洗濯は週に一回、茶碗洗いは2日に一回、シャワーは一人5分と決められています。大人も子供も関係なく国民全員が環境保全に努めており、その行動が豊かな自然を守ることにつながっているのだと改めて、気づかされました。
他にも文化や歴史、宗教など書ききれないほど多くのことを学ぶことができました。そして、日本についてもこれまで以上に考えるきっかけになりました。
今回2、3月の留学ということで世界的に大変なことがあった時期でしたが、現地の方やサザンクロス大学で一緒に学んだ留学生、国際言語学科の方々にもたくさん助けてもらい、この留学を無事に終えることができました。この語学研修を行うにあたり支えてくださった方々、関わることのできた全ての方々への感謝の気持ちを忘れず、学んだことを自分の考え方につなげて、多くの角度から物事を捉え、考えられるよう、この留学を将来の糧にできるよう努力を続けていきたいと思います。
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2018年度
短期語学研修
- 原口結衣
- オーストラリアでの1か月の留学で、日本の大学との違いを強く感じました。日本の大学生は、ほぼ朝から夜まで授業を受けています。しかしサザン・クロス大学では朝9時に授業が始まり、午後3時には終わります。1時間目と2時間目の間にはモーニングティータイムが10~30分間、2時間目の終わりには50分ほど昼休みがあり、2時15分からは(先生によっては授業を継続しますが)45分間の自習時間があります。私はオーストラリアの時間割が心底羨ましいと思っていました。
そして、サザン・クロス大学の先生方が、学生にしっかり寄り添ってくれるところが嬉しかったです。最初の2週間ほどは、スピーキング&リスニングで苦労しました。聞き取れないうえに、自分が伝えたい単語も文章表現も出てこないような毎日でしたが、先生方は私が言葉に詰まっていると声をかけてくれました。理解できないことを何度聞いても、嫌な顔一つせず教えてくれました。私はその優しさに本当に救われました。留学前は人前で英語を話すことが本当に嫌でした。「完璧じゃないのに英語を話すことは恥ずかしい」「自分を出すことが怖い、否定されたくない」と臆病になっていましたが、留学を経験して、人前で英語を話すことへの恐れは減りました。きっとそれは、私が成功したときに、先生&友達&ホストファミリーが褒めてくれたからです。私は、肯定されると嬉しくてもっと頑張ろうと思えるのです。「言語を勉強する中で、けなしてくる人とは一緒に居るな」。これは、英語と韓国語を流暢に話せる日本人YouTuberのお二人の言葉です。個人的に好きな人達ですが、どちらも似たような言葉を仰っていました。私は留学をして初めて、この言葉の意味を理解しました。そして自分を褒めてくれる人を大事にしようと思いました。
次に、ホームステイについてです。私のホームステイ先は最高でした。毎日が予定でいっぱいで、海や川、ショッピング、本屋、近所の公園、テーマパークなど沢山の場所へ行き、2週連続ゴールドコーストという贅沢なドライブを経験しました。学校の送迎も毎日してもらいましたし、バスの乗り方も教えてもらいました。私ともう一人のルームメイトが初めての海外ということで、ホストファミリーは様々な国の料理を作ってくれました。週末出かけた後、一緒に映画を観ながら寝てしまうくらい仲良しになりました。一番心強かったのは、お仕事で疲れているのにもかかわらず、私の課題が終わるまで起きてくれて、わからないところを教えてくれました。スピーキングの上達も、語彙力の向上も、課題についていくことができたのも、ホストファミリーのおかげだと思っています。いつもゆっくり話してくれて、聞き返したときはわかりやすい言葉で直してくれました。こんなに優しいホストファミリーにはなかなか出会えないと思います。また会ってもう一度感謝を伝えたいです。
最後に、これからの勉学計画です。1つ目は、人と話すことにせよ、試験や資格取得にせよ、ボキャブラリーが大事だと感じたので、単語量を増やしていきます。そして2つ目は、会話をしている時、文法があやふやな部分が多いと感じたので、問題集で正しい文法を定着させます。3つ目は、スピーキングの授業でのskypeには怖気づかず取り組みます。
留学の結果、帰国後に受けたTOEICのスコアが入学当初の目標を超えました。入学してからの1年半で、私のスコアは10程しか伸びないことに悩んでいました。だからこそ結果を知った時、本当に嬉しくて涙が出てきました。それだけでなく、向上心が生まれたことと、もっと世界を見たいという気持ちも芽生えたことなど、自分自身にとってプラスに働いたことばかりです。学生のうちに貴重な機会を頂いたことに感謝しています。
先輩方が授業や大学の中身について詳しく紹介しており、私の体験とも共通点が多かったと思います。私はあえて、あまり語られない弱点を交えて体験談を伝えたいと思いました。1か月とはいえ留学する上で多少の苦労は伴いますが、絶対にいい経験になりますので挑戦してみてください。応援しています!
- 三上賢人
- 僕は今年の2月22日から3月23日の1か月の間、オーストラリア ニューサウスウェールズ州リズモアにあるサザンクロス大学に短期留学をしました。今回は自分にとって学生最後の留学だと決めて臨みました。留学に行くにあたり、今回は3つの目標を決めました。まず一つは、このオーストラリア留学のリーダーになったので、5人全員で協力してこの留学が自分たちにとってとても良い経験になったと胸を張って言えるようにすること。二つ目は、何事も失敗を恐れないでホストファミリーや学校の先生ともコミュニケーションをとること。最後に三つ目は、今現在自分が持っているリスニング、リーディングスキルの向上を図ることです。これらの目標に関しては悔いを残すことなく達成できたのではないかと思います。
一つ目の目標に関しては全員としっかり連絡を取り合い、特に大きなトラブルもなく過ごせて、無事全員で帰国出来たことが何よりよかったです。二つ目の目標に関しては、自分は一番力を注いだと思っています。学校の授業中はもちろん、日々のホストファミリーとの生活でも自信と積極性を持ち、果敢に取り組むことが出来ました。他の大学から来ている学生や現地で知り合った留学生ともコミュニケーションをとることが出来て本当に良い経験となったと思います。三つ目の目標に関しては、近いうちにTOEICや英検で自分のレベルがどれだけ上がったのかを試したいと思います。
次に学校での授業に関してお話ししたいと思います。基本月曜日から金曜日は朝9時から15時まで授業がありました。午後の授業は12時頃に終わり、ランチタイムが一時間程あって、13時から午後の授業が始まります。授業内容は、オーストラリアの歴史、動物、地理を勉強したり、先住民族アボリジニの歴史、長文を読み、それに対する問題に答える等の応用的な問題に取り組んだりしました。それとは別にトピックを選んでそれについてプレゼンテーションもしました。放課後は学校にあるバーに行って卓球やビリアードを楽しみながらそこに居る人たちと話をして、有意義な時間を過ごせたと思います。休日の過ごし方はホストファミリーとビーチに行って一緒に泳いだり、ショッピングモールに行き買い物をしたりしました。毎日美味しいご飯を食べ、毎日ボードゲームを楽しむことが出来ました。最後に、今回のオーストラリア留学は自分にとって学校生活最後の留学だと思い、今まで自分が培ってきた知識をすべて発揮できるように授業に取り組めたと思います。これからの英語に関する目標としては英検とTOEICスコアの向上を目指して今後も英語の勉学に励んでこれからの学校生活を振り返った時に自分の学生生活が悔いのないように卒業に向けて最後まで頑張りたいです。また、この留学に携わってくれた全ての人に感謝を伝えたいです。ありがとうございました。
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2017年度
短期語学研修
- 白府美穂
- 私は、このオーストラリア留学に行く前に、大きく二つの目標を立てましたが、一か月という短い期間で数多くのことを学んできました。
まず今回の留学は出発から前途多難でした。搭乗する予定だった飛行機が欠航になり、どうしようかと思いましたが、遅延していた前の便に無事乗ることができました。焦る時ほど冷静に対応しなければいけない。また、乗り継ぎがあるという事情を話し、交渉することの大切さも学びました。SCUcollegeでの一日の流れは決まっていて、毎週一つのテーマをもとに授業が進められていきます。例えば最初の週は「Personality」。一週間で驚くほどの形容詞を覚えました。覚えた形容詞を使って自分の性格を話したり、配られたカード内容の人を説明したりしました。午後からはゲームをすることが多く、一日通して英語でクラスメートとコミュニケーションをとる時間が多かったです。これは、伝えたいことを中々上手く伝えられず、もっとスムーズな会話ができるようになりたかった私にとって、本当によい機会でした。最初はうまくコミュニケーションが取れなかったけれど、2週、3週と時間が経つにつれて拙いながらもコミュニケーションが取れるようになっていきました。SCUでの授業ではいつも、自分のボキャブラリーの少なさを感じました。これは今後の課題です。また、積極性の低さも感じました。SCUで一度、フュージョンフェスティバルが開催されたとき、日本語を勉強しているオーストラリア人の学生に声をかけられました。一生懸命日本語を話していて、他の日本人の学生にも積極的に声をかけていました。決して完璧ではないけれど、もっと話せるようになるために挑戦していく姿は私にはなく、尊敬すべき、そして真似するべきところだなと思いました。
ホストマザーはとても優しい方でした。毎日、美味しいご飯を作ってくれて、週末にはいろんな場所へ連れて行ってくれました。例えば、最初の週末は、バイロンベイとバリナという町に連れて行ってくれました。バイロンベイでは、バイロンベイ灯台と岬に行きました。岬は、オーストラリア大陸の最東端に位置していて、そこから見える海はエメラルドグリーンでとても綺麗でした。バリナでは、ビーチに行きました。真っ白な砂浜と透明な水はいい景色で、天候にも恵まれたおかげで気持ちのいい時間を過ごしました。他の週末は、マカダミアキャッスルに行ってコアラやカンガルーを見たり、隣の家の子どもたちと遊んだりしました。
オーストラリアは、歴史的背景からイギリスの文化が強く、学校でも帰宅後や食後にもティータイムがありました。学校でのティータイムは、クラスメートとの交流を深めたり、他のクラスの学生とも交流できたりと、とても有意義なものでした。フュージョンフェスティバルやオープンデーなどでは、アボリジニのダンスを披露していて、授業でも少し触れたのですが、オーストラリアの人々は原住民であるアボリジニの文化や人を尊重しています。日本では、原住民がいるという意識は低いように感じますが、北海道にはアイヌ民族がいます。改めて、アイヌの文化を知り、大切にすることが大事なのではと思いました。
リズモアという町は、坂が多く、どこへ行くにも坂を上り下りしました。また、町には信号が二つしかなく、ほとんどの交差点は小さなロータリーになっています。週末のショッピングセンター付近は混雑しますが、交差点ではほとんど詰まることがなくて不思議だなと思いました。関連して、日本車が多かったのが印象的でした。ホストマザーもトヨタの車に乗っていたり、隣の家の車はホンダだったりしました。
今回の留学を通して、自分の強みや弱みをたくさん見つけ、強みを更に伸ばすにはどうすればいいのか、弱みをどのように克服・改善すべきなのかを学び、短くも中身の濃い一か月を過ごすことができました。今回の留学で出会った方々、携わっていただいた方々皆さんに感謝します。ありがとうございました。この経験を後期の授業に活かしていきます。
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2016年度
短期語学研修
- 坪坂知珠
- 私はオーストラリアのサザン・クロス大学に留学しました。初めての留学で色々と困ることもありましたが、素晴らしい経験になりました。
大学生活は日本の大学とは多くの違いがありました。昼休み前に長い休憩があったり、紅茶やコーヒーなどを好きにいれることができたり、フリーランチなどがあり日本よりも自由が多いなと感じました。また、授業などは基本的な文法や、日常生活で活用できる文章を学びました。自分が苦手な部分の学習もすることができて、苦手克服に多いに役立ちました。チームワークも多く、英語で話す機会が多かったのもとても良い経験になりました。
大学生活以外では、ホストファミリーと多く話すことによって、日常会話を学び、またオーストラリアの歴史や文化なども知ることができました。料理を一緒に作るなど、家事を手伝い、オーストラリアの生活事情をより深く理解することができました。オーストラリアは水が貴重で、多くの人が節約しながら使っていることが分かり、日本がどれだけ住みやすい国かということを改めて実感しました。また、オーストラリアの人々は、自分や家族の時間をとても大切にし、仕事も早めに切り上げ、家に帰り家族団欒の時間や自分の趣味への時間を増やしていることに気づきました。この習慣はとても良いことだと思うので、自分の生活の中にも取り入れたいと思います。週末はホストファミリーにオーストラリアで人気の海や遊園地、繁華街などに連れて行ってもらい、オーストラリアならではの体験をたくさんすることができました。
オーストラリアの人々はとてもフレンドリーな方が多いので、どこに出かけてもたくさんの人々と関わることができました。日本の自分が住んでいる所ではなかなか行くことのできない海も、滞在していた家からは比較的近く、頻繁に訪れることができたのもとても良い思い出になりました。
日本でのこれからの学習では、オーストラリアで学んだ多くのことを生かして、日々努力していきたいと思います。オーストラリアで同じクラスメイトの留学生の方々はとても真面目で努力家で積極的だったので、見習っていきたいです。オーストラリアで生活する中で、伝えたいことがしっかり伝えられない場面も少なくはありませんでした。この悔しい思いも、勉強への熱意に変えていきたいです。日本の大学で留学前よりもさらに勉強に励み、努力を積み重ねていきたいです。できるならば、また留学をしたいと考えているので、それまでにさらに自分の能力を高めていきたいです。今回の留学経験は勉強に対する熱意をさらに高め、友人を増やし、コミュニケーション能力も高めることができたので、最高の経験になったと思います。この留学ができたのは、両親の支えや大学の人々、ホストファミリーの方々などたくさんの人々のおかげです。この感謝の気持ちを常に持ち、今後の学校生活を過ごしていきたいと思います。
ニュージーランド
クライストチャーチ工科大学
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2018年度
短期語学研修
- Nguyen Thi Hoang Giang
- 私は2018年2月12日から3月9日にかけて、ニュージーランドのティマルに留学をしました。
私を含めた留学メンバーは、初日にプレースメントテストを受けました。最初の週は、北九州から来たグループと一緒に授業を受けました。午前は、英語を使った自己紹介やゲームで英語を学びました。午後はアウトドアの活動で、主に博物館やボタニックガーデンで、ニュージーランドの歴史や文化、ニュージーランドの植物の分布について学びました。二週目から本格的な授業が始まりました。私は日本人留学生たちと同じクラスで勉強するはずでしたが、クラス分けの時に先生からIntensive English Class(集中英語コース)に誘われ、滅多にないチャンスなのでそのクラスで勉強することにしましたIntensive English Classはアカデミック英語を勉強するクラスです。私は毎日4つのスキル(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)を強化しました。リーディングでは、ライティングの資料や時制の復習のために、地元のニュースや新聞を読みました。また、読むスピードを上げるため、2~3日に1回、グローバル化をテーマとした読解のプリントをもらって、時間を計りながら問題を解きました。それを繰り返して自分の読解力を改善していきました。ライティングは先生から出されるプリントでアカデミックエッセイの書き方を練習しました。宿題として出されるエッセイを先生に直してもらい、もう一度書き直すことを毎日繰り返し、ライティング力を磨きました。さらに、インターネット上にあるAWL(Academic Word List)のウェブサイトを利用して、アカデミック用語を身につけました。リスニングではTEDビデオやテレビで放送されたニュースを聞き、メインアイディアをメモし、クラスでシェアしました。わからないことや聞き取れない単語があれば、みんなで討論したり先生に教えてもらったりしました。週に一回、自分が興味のあるTEDビデオ見て内容を要約し、クラスで発表しました。リスニングをはじめ、スピーキングの練習にもつながっていて、効率よく学習できました。
ニュージーランドでいろいろな勉強ができ、英語の学習はもちろんですが、ニュージーランドの歴史や文化、自然環境などの知識も習得できました。私はこの留学で培った経験を、ニュージーランドへの留学を考えている人に伝えたり、異文化を理解する上での経験材料にしたり、恵庭市とニュージーランドの友好関係を深めるために活かしたいです。そのために、今後の勉強として、TOEFLやIELTSなどの英語の資格取得に加え、日本語検定、韓国語能力試験の合格を目標に勉強します。
- 黒澤茉惟
- ニュージーランドの語学研修を終えて、今後の学習方法や英語に対する心構えが変化し良い経験を得ることができた。クライストチャーチ工科大学での一か月間の語学研修を経て、日本とは環境が全く違うがその大学で英語を学ぶ上でリスニング力と思考力が向上した。最初の一週間で私は自分の英語の足りなさと、会話中に即興で判断し英語で相手に答える力の無さを実感した。ホストファミリーの英語が聞き取ることができず、会話すら困難だった。だが私が会話する時は何を言っているのか一つ一つの単語に対して深く考えてしまい、そうしない為には一文聞き取った後に何を話しているのかを考え答えるたことで徐々に会話が成り立つことができた。
ニュージーランドのティマル市は比較的英語の速さが遅く、他の地域に比べると聞き取りやすいのもあり、二週間目に入った頃には50%以上は理解できるようになった。大学では、英会話とは発展した内容だった為、理解できないことが多々あったが授業で発言することが大事なので発言しようとする意欲を付けることができた。それに加え、授業内で砂漠化を題材としディスカッション等をした時、他国の生徒もいたので他国の問題点などを共有でき新たな知識得ることができ、また環境問題を英語で勉強し発展内容を学ぶことができた。他国の生徒がいることで母国語以外を話す大変さを知っているのでお互いに切磋琢磨し勉強の面で刺激し合い、交流することができた。同じ大学からきている先輩達ともよく話すようになり英語で会話することにより、さらに日常会話や授業で発言することにおいて向上に繋がった。三週間目に入ると私は70%以上の会話の内容を確実に理解でき、そして返答する時に以前よりしっかりと答えることができるようになった。そしてホストファミリーともよく話すようになり交友関係になることができ会話も弾み、リスニング力が以前とは変化したことが自分の中で明らかに分かった。この語学研修で私はたくさんの貴重な出会いと共に英語を学ぶにあたって大きな成長へと繋がった。
北海道文教大学での勉学向上意識と今後の目標は、授業以外にも力を入れ英語スキルを向上することと、課外活動に参加することだ。授業内でも発言し英語スキルを発揮できるよう努力を怠らないのと、現時点で必要な勉強をすること努力する。私は課外活動に力をいれ将来海外で働くのに役立てたい。私は発展途上国を主に訪れ、人の役立ちたいためボランティア活動を含むツアーに参加し多くの経験を積み勉学に励むことを視野に入れ、これからの時間を大切にしこの留学で得たものを忘れず二年生以降、学生生活を充実させるの共に将来性のある人材になりたい。
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2017年度
短期語学研修
- 岡林皓久
- 私は2月11日から3月11日までの約4週間、ニュージーランドのティマルへ留学をしました。 現地のAra Institute of Canterburyという大学のEnglish Language and Activities Programmeで学びました。
今回の留学にあたり目標としていたことは、①ListeningやReadingの正確性や理解のスピードの向上を図ること、②失敗を恐れず積極性をもって、授業やホストファミリーとの生活に臨むこと、③メンバーの中で最高学年であるため、 全員の行動を把握し、また過度になりすぎない程度にサポートして、チームワークの向上に努めること、という3つのことです。これらの目標は、悔いを残すことなく達成できたと感じています。①については、現在のTOEICのスコアをどのくらい向上できたのか、近いうちに確認したいと思います。②については、一番力を注いだと思っています。学校の授業中はもちろん、日々のホストファミリーとの生活でも自信と積極性を持ち、果敢に取り組むことができました。③については、全員としっかりコミュニケーションをとることを怠らず、管理することができました。そして何より、全員そろって無事に帰国できたことが一番の喜びです。以上のように、個人的な目標を達成するだけでなく、さらに大きな成果を得られたと感じています。次に、現地での生活について紹介します。月曜日から金曜日は学校で授業を受け、土日はホストファミリーと過ごすという生活でした。授業は午前と午後の二部に分かれていて、午前は文法やReading、Speakingなど英語力アップのための内容でした。 午後はニュージーランドの文化や民族について学び、アクティビティとしてスポーツをしたり、観光地を訪れてフィールドワークをしたりしました。毎日が充実し、最高のプログラムだったと思います。授業で英語に大きな自信をもてただけでなく、ニュージーランドに関する 多くのことを学べたからです。
また、多くの貴重な体験をすることもできました。その中からいくつかお話します。 一つ目は、恵庭市とティマルの姉妹都市締結10周年記念式典で、恵庭市長のスピーチの通訳を務めたことです。 ティマル市議会議員の方や恵庭市の方など、大人数の前ということもあり、とても緊張しましたが、他のメンバーと協力してしっかりと役目を果たしました。あの瞬間は、今でも鮮明に覚えています。私にとって大きなことを成し遂げられたと実感し、大きな自信を得ることができた瞬間でもあったからです。二つ目は、現地の小学校を訪問し、日本語を教えたことです。教育者を目指しているので、大きな収穫を得られました。私のグループでは日本語の文字についての授業をしました。もちろん緊張しましたが、自信をもって授業を進行し、多くの日本語を子供たちに教えることができたことが何より嬉しかったです。子供たちはとても積極的で、たくさんの質問を投げかけてくれました。あのときの子供たちのキラキラと輝いた瞳や笑顔は、一生忘れられない思い出です。それと同時に、将来このような仕事ができたらどんなに幸せだろうと深く感じました。
今回の留学は、私の大学生活で最後の機会でした。そのため、感慨深く、今まで以上に真剣に取り組むことができました。 これからは、今回学んだことを活かし、英語力の向上に力を注いでいきたいと思います。具体的な目標は、TOEIC860点と英検準1級を年内に達成することです。今回の留学で、「将来もう一度海外へ渡り、英語で教育や観光を学び、海外で働きたい」という夢を強く思い描きました。それに向けての準備を焦らず、コツコツと頑張っていきたいです。
この約4週間は本当に得るものが多く、充実という言葉では足りないくらい最高のものでした。ここで得たものを活かせるよう、残りの大学生活を全力で駆け抜けていきたいと思います。
- 山口匠
- 私はニュージーランドのティマルにあるアラ・インスティチュート・オブ・カンタベリー大学で4週間の留学をしました。
授業では、基本的な文法やリスニングの他に、ニュージーランドの歴史や文化、日本とニュージーランドの共通点や相違点について学ぶことができました。特にマオリ民族の文化は、私にとって大変興味深い学びでした。マオリ文化を学ぶ中で感じたのは、日本にあるアイヌ文化と非常に似ているということです。大学の近くにあるミュージアムには、マオリの民族衣装や狩りで使用する武器が展示されており、それはアイヌ民族が使っていたものと非常に似ていました。その点から、日本とニュージーランドには強い繋がりがあるということに気がつきました。留学先ではホームステイだったため、当然英語でコミュニケーションをとらなければなりません。北海道文教大学に入学して以降、英語を話す機会が増え、英語でコミュニケーションをとることは初めてではありませんでしたが、自分の英語に対して自信を持っているわけではありません。そのため、ホストマザーと会話するときは毎回緊張していました。しかし、お世話になったホストマザーはとても優しく、自分の英語が間違っているときは正しく直してくれて、また色々な話題についても聞いてくれました。そのおかげで徐々に緊張することが少なくなりました。帰国する日が近づいたころ、ホストマザーは「あなたの英語はホームステイを始めた時に比べて相当上手くなった」と言ってくれました。私はとても嬉しくなり、心の中でガッツポーズをしました。そのとき、自分の英語に初めて自信を持てるようになり、どのようにコミュニケーションをとればいいのかを学ぶことができました。
この留学は私にとって大事なターニングポイントになったと感じています。留学に行く前は英語を学ぶことに対してのモチベーションが低くなっていました。しかし、この留学で出会った人たち、学んだこと、海外で生活したという経験など、すべてのことが英語を学ぶことへのモチベーションを高めてくれました。将来は英語の先生など、英語を使って人のためになる職業に就きたいと考えています。そして、いつかニュージーランドに戻り、勉強を続けたいと考えています。そのためにも残り半分になった学校生活を有意義に過ごし、勉強を続けていきたいと思います。
中国
吉林財経大学
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2017年度
交換留学
- 五十嵐慎平
- 私は中国の吉林財経大学に約一年間留学しました。わずか一年間の中国留学でしたが、とても多くのものを得ることができました。この一年間の留学を通して体験したこと、感じたことをありのままに伝えたいと思います。
留学が始まったばかりの頃は、とにかく不安でした。他の国からの留学生はとても流暢に中国語を話す中、私も必死で彼らと中国語を使って会話をしようと試みましたが、なかなか言葉が出ず、自分から話しかけることができませんでした。そんな時、文法の間違いなど気にせず積極的に中国語を伝えようするとても明るい一人の韓国人と出会いました。
その姿を見て、間違えることを恐れて受け身になっていた自分をとても情けなく思いました。その出会いをきっかけに、私は積極的に他の留学生と話すようにし、外に出て多くの中国人学生とコミュニケーションをとるようにしました。すると自然にたくさんの友達ができて、彼らと食事や旅行に行くようになりました。最初の頃に感じた不安はいつの間にか消えていて、日本に帰りたくないとさえ思うようになりました。
授業では、韓国人、ロシア人の留学生たちと一緒に中国語を勉強しました。もちろん先生は全て中国語で授業をするので、最初は授業についていくのにとても苦労しました。先生の話していることが全くわからないまま90分間の授業が終わってしまうことがほとんどで、授業後はクラスメートに復習内容や宿題を教えてもらっていました。中国語の授業以外にも、他の留学生と一緒に中国人学生が受ける授業に参加することもたくさんあり、そこで多くの中国人と友達になることができました。日本語学科の人たちと日本語の授業にも参加し、彼らと日本語と中国語を使って会話をしました。
授業の数は比較的少なく、授業時間以外は友達と遊びに行くか、図書館で勉強していました。前期の頃は、授業後に図書館で勉強することが多かったのですが、中国の人や他の留学生はとてもフレンドリーで、暇さえあれば遊びに誘ってくれました。特に後期からは授業にも余裕ができ、ほとんど外出していました。家の外には自分の知らない世界がたくさんあって、とても刺激の多い留学生活でした。今回は中国語を話せるようになることを目的とした中国留学でした。確かにこの留学では中国語力の向上と中国文化の理解をとても深めることができましたが、何より私が得た最も価値があるものは、たくさんの国の人たちと友達になれたことだと思います。これから日本でも中国の人たちと触れ合う機会はたくさんあるので、この留学の経験を活かして、積極的に交流し、より中国語のスキルを伸ばして、自分自身も成長もできればと思います。
中国で出会ったすべての人にとても感謝しています。
- 金澤友理
- 私は、外国語学部国際言語学科で中国語を専攻しています。北海道文教大学での中国語の講義を受ける中で吉林財経大学での交換留学ができる事を知りました。私が留学を決意した理由としては、主に二つあります。まず一つ目に現地の中国人と日常的なコミュニケーションを取ることができるため正しい発音を自然と学ぶことができるのではないかと考えたからです。二つ目に、実際に中国に渡り生活を行う中で日本との文化の違いを感じてみたかったからです。
実際に留学を行うにあたり、講義はついていけるのか、留学先に日本人はいるか、現地の中国人や他国の留学生と交流し、友達ができるか等期待と不安がありました。留学を開始した3月当初は同じ学校に日本人の留学生が一人もおらず、留学が始まった一か月は緊張の毎日でした。
日本の講義では先生が中国語についてくわしく日本語を使って解説してくれますが、中国の講義ではすべてが中国語での解説となるため、話すスピードや内容理解など講義についていくには自身で予習や復習をしなければならず、とても苦労しました。しかし、先生の熱心な指導や他国の留学生、現地の学生との交流により、だんだん耳が慣れ、少しずつですが話すスピードや言葉の意味を理解することができるようになりました。いつの間にか、緊張の毎日から楽しい充実した毎日に変わりました。
中国の生活に慣れたころ、自分の課題が見えてきました。それは、「中国語を使ってもっとコミュニケーションをとる。」ということです。私は中国に行ったばかりの時、言葉を間違えることは恥ずかしい事だと思っていたため、現地の中国人と積極的にコミュニケーションを取ることができませんでした。また中国語も流暢に話すことができないため自信をもって話すことができませんでした。しかし、言い間違いを恐れず毎日積極的にコミュニケーションしようとチャレンジすることで、もっと中国語のコミュニケーションの語彙力の向上になると考え、意識して生活しました。そうして、沢山の人と会話することにより、友達と交流する機会も増えました。今回の留学を通して、中国で語学を学ぶ楽しさ、物事に対する考え方、自分の甘さを改めて考え直すことができました。また、実際に中国の文化に触れたことで、もっと中国が好きになりました。私は韓国人の留学生と一緒に中国内を旅行する機会があったのですが、そこで目にした景色や歴史ある建造物は日本にはない造形、色づかいでとても魅力的でした。今後、大学での講義や家での自習を通して、学力、語彙力の向上ができるように努めていきたいです。
そして、私の一番の収穫として、将来は留学で学んだことを生かすことのできる旅行会社で働きたいという明確な目標ができました。今年の3月から始まる就職活動に備えて準備していきたいと思います。今回の留学でたくさんの困難に出会いましたが、その中で先生や友達に支えられ、不自由なく生活できました。先生や現地の中国の学生、他国の留学生にとても感謝しています。
- 宮林翔太
- 私は2017年8月から2018年7月までの約1年間、中国吉林省長春市にある吉林財経大学に交換留学生として留学しました。大学入学前は「你好」と「再见」以外の中国語を知りませんでした。また、大学入学当初は留学については一切考えておらず、何となく中国語を履修しました。そして、2年生の前期「中国語を学習しながら、中国人学生と一緒に英語を学ぶのも悪くないかもしれない」と考え、中国へ留学することを決めました。
まずは学習面について振り返ります。前期(2017年8月から2018年1月)は韓国人やロシア人の留学生などと共に中国語を学習し、後期(2018年3月から2018年7月)は中国人学生と共に英語を学習しました。英語を学習するといっても、当然中国人学生とは中国語でコミュニケーションをとる必要があります。科目によっては、学習内容は英語、しかしながら先生の説明は中国語で行われたため、講義内容を完全に理解することは容易ではありませんでした。しかし、中国人学生と共に学習することで、中国の文化・考え方などを直接理解することができました。
次に、生活面についてです。留学前に最も不安だったことは食事です。何をするにしても健康であることが不可欠です。そのため、中国の食事が体にあうかとても心配でした。基本的には大学周辺の飲食店で昼食・夕食をとりました。そして、天気の悪いときはデリバリーサービスを利用しました。幸い薬を必要とするような腹痛に襲われるようなことや風邪をひくことは一度もありませんでした。実際に生活する中で最も便利だと感じたことは、微信支付 (WeChat Payment)や支付宝 (Alipay)を使って決済を行えるということです。大型スーパーやファストフードは勿論、小さな商店や路上販売、屋台などでも電子決済が行えるのです。また、一部の飲食店では注文から支払いまでをアプリを用いて行うことができます。その一方で、当然不便だと感じたこともいくつかありました。しかし、それらは留学するにあたって大きな支障となるようことではありませんでした。週末はバスや地下鉄に乗り、長春市内の公園を散策、更には博物館の見学などをしました。そして3連休や長期休みなどには電車・新幹線を利用し、北京や瀋陽、天津、大連など中国国内を観光しました。
留学前は「中国の大学で英語を学ぶ」ということへの迷いがありました。しかしこの1年間を通して、テキストで勉強するだけは決して分からないことや中国事情などを学ぶことができました。大学の講義で中国語を学ぶことがなくなっても、中国での留学経験を活かしていきたいと考えています。
留学に必要なもの「勇気と度胸」
留学时需要的东西 “勇气和胆量”
Things necessary to study abroad;“Courage and Bravery”
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2016年度
交換留学
- 口野流星
- 大家好。(こんにちは)私はこの度、吉林財経大学へ留学を終えた国際言語学科のものです。私は平成28年3月から平成29年1月にかけて約10か月間、中国の吉林省の吉林財経大学で中国語を勉強してきました。平成29年1月19日に帰国し、帰国前に仲良くなった中国の友達と約一週間、北京を始め、友達の故郷である無錫へ訪れ、旅行もして来ました。
さて、この度私が滞在した吉林省は、中国の東北地方に位置し、首都北京からは、寝台列車にのって約10時間で着くところにあります。また、昔、戦時中日本軍が侵入して来た地でもあり、日本との歴史が深い地でもあります。気候に関して言えば、夏は非常に暑く、冬はマイナス20数度に至るほどです。
また、この地では主に东北话(東北方言)が話されます。しかし、実際には普通话(標準語)と大した差はなく、中国の人にとっては少し滑稽に聞こえるそうです。
ところで、私は吉林省で約10か月間、中国語を勉強してきたわけですが、中国語の勉強に関しては本当に初心者でした。留学へのきっかけは大学1年の後期に、掲示板で中国留学の案内を見かけたことです。私は当時中国語を主言語にしていたので、これはいいチャンスだと思い、すぐに中国に留学することに決めました。
こうして平成28年3月4日、中国へ旅立ったのですが、長春行き(吉林省の省都)の飛行機で、早速思わぬカルチャーショックを受けました。なんと、私が飛行機に無事搭乗し、自分の席を探して座ろうと思いきや、席をとられていたのです。このようなことは日本ではあまり考えられませんよね。実は私が経験したカルチャーショックはこのほかにも沢山あります。
とは言うものの、中国の方々は仲良くなれば本当に親切にしてくれます。実際に私は、中国にいたとき、食堂の紅茶屋さんのおばあちゃんと仲良くなって、会話の練習も兼ねてよく一緒にお話しをしていました。そして、パン屋さんのおばあちゃんからはよく一個パンを買うごとにただで牛乳やお菓子をもらったりもしていました。学習面についてですが、私は中国に到着して、クラス別テストを受けたあと、中級クラスからのスタートになりました。クラスメートには韓国人とロシア人がいました。授業内容は主に読解、作文、会話、リスニングの4つです。中国語自体の授業数は決して多くはなかったので、授業が終わったあとはよく図書館にいって自習していました。また、後期になって、高級クラスに入り、中国語が少し慣れてきたころにはドラマを見て勉強したり、中国人の友達と頻繁に出かけて会話の実力を試してみたりもしていました。
今後の勉学計画としては、留学で培った中国語力を劣らせないためにも、来学期からは積極的に中国の留学生と交流する予定です。また、各中国語検定にも挑戦してみたいと思っています。他にもまだまだ沢山書きたいことがあるのですが、書ききれないので簡単に紹介してみました。中国に興味のある学生さん、ぜひあなたも留学に挑戦して体感してみてはいかがでしょうか。
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2015年度
交換留学
- 渡部華子
- 私は、2015年3月〜2016年7月まで、北海道文教大学の交換留学生として中国語への理解を深めるため、吉林財経大学にて勉強しました。
1.学習面
授業中は、1番目に発表することを心がけ、また、予習や復習にも力を入れて、教科書の朗読をするようにしました。
中国人といるときは日本語を話さず、友達とのメッセージのやり取りの時やご飯を食べに行った時でのわからない単語を記録して毎日反復して覚え、カラオケに行った時は、友達が歌う中国語の歌を覚え、中国に浸る毎日を過ごしました。
留学前の授業中にやった漢語水平考試HSK4級では、6割以上取れていましたが、今はHSK5級249点(300点満点)という結果を出せました。HSK6級で高得点を取得するだけが目標であれば、1年半の留学でも十分ですが、私が留学に求めたものは、中国でしか手に入らないものを手に入れることでした。 日本の映画や芸能人名前を中国語で言われたときに、それにすぐに反応できることで、コミュニケーションが円滑になります。また、流行語や口語、方言など中国には、日本にいてなかなか耳に入ってこない情報が満載です。こういった、テストだけでは測ることのできないものを手に入れることこそが、現地に行って勉強する際の最高のメリットだと思います。
2. 生活面
日本では、中国や中国人への印象はあまりよくありません。テレビや新聞、インターネットなどで知る彼らは、私のことを受け入れてくれるか、さらに、私のいた長春という街は、戦時中日本の支配下にあった場所だったので心配でした。しかし、それも中国に着くと同時に、その心配は消えました。 中国に着いてまもなく、私は生活用品を買いに行く必要があり、それを日本語学科の中国人の友達が手伝ってくれました。私一人では抱えきれないほどの荷物を5人で両手に持ち、長い道のりを一緒に歩いてくれたことは絶対に忘れません。
普段の生活において、彼らは情熱があり、外の者を歓迎してくれる器の広さがあります。
隣国と海で阻まれる島国であり、少数民族が中国に比べ少ない日本において、このような性格を持つ人は少ないので、とても新鮮で、また彼らの性格を学ぶべきとも思いました。3. 心理面
留学中は、勉強は友達と交流するだけでなく、さまざまな活動に参加しました。特に思い出に残っているのは、地元の中学生と留学生で吉林省の都市を劇によって紹介する「漢語橋」です。 中学生の生の中国語を通して自分の中国語のレベルの低さを痛感しました。しかし、自分のその時点でできる最大限の努力をし、中国の踊りを踊りました。できないことは、誰にでもありますが、そこでどう動いていくかで、周りからの評価は変わり、努力すれば、より良い方向に向かいます。 以前の自分は、悪いことがあれば、それを気にしてしまうタイプだったのですが、今はそうせず、できるものを探して実行すれば、前に進めると考え行動できるようになりました。この成長は大きな収穫だと思います。
4.おわりに
最後に、中国の友達、先生方、留学生、北海道文教大学の先生方に感謝したいと思います。
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2012年度
交換留学
- 吉田勇希
- 私は2012年8月から2014年1月頃までの1年半、中国吉林省長春市にある吉林財経大学に交換留学生として通いました。通常北海道文教大学の交換留学制度は1年で、半年延長するのは異例のことなのですが、吉林財経大学にいる日本人の先生の勧めを受けて留学延長の申請をした後、北海道文教大学と吉林財経大学の先生方の計らいにより交換留学を続けることができました。
2012年8月、中国に到着して、まず私は吉林財経大学内にある税務学院という学科で中国人の学生が住んでいる寮の空き部屋に行き、そこから中国での生活がスタートしました。この時のルームメイトは北海道文教大学から一緒に留学に来た日本の友達でした。しかし、ルームメイトが日本人ということに不満があった私は、すぐに担当の先生に中国人の学生と一緒に住めるように頼みました。その後、引っ越しの手続きなど全ての準備が終わるのに結構な時間がかかったので、その間は積極的に中国人を探して中国語を話すように心掛けました。中でも、私の中国語の上達に大きく影響したのは、寮の管理人との出会いでした。最初、ほとんど中国語が話せなかった私は、電子辞書を使って言葉を調べながら管理人に「中国語を教えてください」と頼み、管理人は快く引き受けてくれました。その後暇さえあれば毎日のように管理人のもとに通い、中国語を鍛えていました。しばらくして引っ越しの準備が整った後は、外国語学院という学科の寮に移り住み、韓国語を勉強している中国人3人と一緒に住みました。さらに、その寮には日本語を勉強している学生も沢山いて、その学生達を通じてとても多くの中国人の学生たちと知り合いました。ここでの生活がなにより中国語の上達に役立ったと思います。
学校の授業はというと、私は最初初級クラスでのスタートでした。授業内容は少し簡単だったので、余裕がある分、授業以外の勉強に力を入れていました。授業のない時は積極的に中国人の友達を誘ってお喋りをしたり、遊びに行ったり、部屋では中国語の新聞や雑誌を読みました。さらに、冬休みには瀋陽の友達の家に1カ月ほどホームステイをし、現地の旅行やホームステイ先の家族との交流を楽しみました。このホームステイが私の中国語能力を高めたのか、冬休み明けは、中級クラスを飛ばして高級クラスで授業を受けられるまでになりました。
中国で迎えた初めての夏で、私達留学生は吉林財経大学で最も大きな行事であり、全学科の学生が参加する運動会に参加しました。吉林財経大学の留学生は非常に少なく、全部で30人ほどしかいないので、外国人教師や現地の先生方と一緒に競技に参加し汗を流しました。国際交流が多いとても良い行事でした。
1年の留学が終わり中国で2度目の秋を迎えた時、大学の雰囲気は少し変わりました。中国は秋が入学シーズンなので、この時期、校内は新入生が沢山入り更に賑やかになりました。さらに校内には新しく外国人教師と留学生のための寮が建てられました。その中には外事処も設けられ、留学関係の手続きやHSKの申し込みなど、寮の外に出なくても行えるようになったのでとても便利になりました。さらに、その寮内には、トレーニングマシーン・キッチン・洗濯機が新しく設置され、各部屋にはトイレとシャワーもつき、生活環境が整いました。元々この寮の宿舎費は私費留学なら一カ月1,200元もかかるほどのところでしたが、交換留学の延長ができたため宿舎費はかかりませんでした。しかし、こんなに素晴らしい寮があったのですが、私は中国語を勉強するために自ら申請して中国人の学生が住んでいる寮に移りました。生活環境は留学生寮よりは劣りますが、勉強環境としては最高だと思います。先学期にすでに外国語学部の中国人と一緒の生活は経験していて、続けてその寮に住むこともできたのですが、今回は新鮮さを求めて別の学科の中国人寮に住みました。しかし、移り住んですぐ、ルームメイトと性格が合わなかったことで話さなくなり、部屋では一人で黙々と中国語の本を読んでいる生活でした。前の外国語学部の学生と違って外国人への理解が少ないことが、ちょっと寂しく思いました。そこで、中国人と話したくなった時は、これまでの1年間の留学で知り合った友達を誘って遊びに行ったり、食堂で一緒にご飯を食べたりしていました。
この学期からは中国語の授業の他に何か新しいことを始めたいと思っていたので、専門科目という中国人の学生達が出ている授業二科目に参加しました。一つは国際貿易、もう一つはマクロ経済の授業です。どちらの授業も最初は先生の話すスピードがとても速かったり、出てくる単語出てくる単語が専門用語だったりと相当苦しめられました。しかし、次第に耳がスピードに慣れ、語彙も少しずつ増えてきたので、授業の7割程度は聞き取れるようになりました。ただ、これまで全く勉強したことのない、貿易や経済分野の勉強には理解し難い部分が沢山ありました。そこで、今後は中国語の他に何か別に専門知識も勉強できればいいのかなと思いました。
今すべての留学を終えてみて、吉林財経大学は学費・宿舎費もかからず、北方に位置しているので標準語の勉強にも最適な学校だと思いました。この学校で過ごした1年半の時間は、私を大きく成長させてくれたと思います。今後も中国語の勉強を継続して、絶対に習得したいと思います。
西安外国語大学
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2016年度
交換留学
- 山口龍弥
- 1. 留学して10ヶ月間で何を得たか
2016年9月から2017年の7月までのおよそ10ヶ月間、私は中国は陝西省西安市にある西安外国語大学の漢学院にて中国語を中心に学んできました。私にとって今回の西安への留学は初めての海外渡航であり、初めての留学でした。留学以前に約1年半の期間日本で中国語を勉強していましたが、実際に中国の現地で中国語を母語とする人々と交流することは中国語能力が上達する何よりの勉強方法だと感じました。また、現地では日本語はほとんど通じないため、留学生活おける日常では否が応でも中国語を使用しなければならない環境であり、日々、自分の中国語能力が進歩していくことを実感することができました。当然、留学当初はネイティブが話す中国語のスピードの速さについていけないことや、自分が伝えたいことを上手く中国語で表現することができず、どのように言えば良いのかに困るというような場面も多々ありました。しかし、日を重ねるごとにそのような場面も徐々に減らしていくことができました。
私が中国へ留学することを志した理由のひとつは、中国語能力の向上です。中国へ留学すれば、日本国内で生活するよりも中国語を使用する頻度が増えるのはもちろんのこと、日本語が通じない環境であり間違いなく日本国内で中国語を学ぶよりも中国語を上達させることができると考えていました。そして、留学が終了し日本へ帰国した今、私の中国語能力は留学以前と比較すると確実に向上していると言えます。また、中国語学習者として中国への理解度を深めることも目的の一つでしたが、西安市で生活し多くの現地の人々と交流し、さまざまな中国文化に触れることで、より一層理解度を深められたと思います。自分自身をこれまでに行ったことのない見知らぬ土地へ置き、何に対しても甘えることができない環境でもあったので、そのような点でも中国へ留学し中国語を学ぶということは非常に良い選択だったと思います。
2. 留学で得た経験を今後どのように活かしていくか
今日、日中の両国関係は良いものとは言えません。留学以前、私が中国へ行くことに対して周囲から中国の治安などの心配する声もありました。しかし、私が留学していた10ヶ月間、日本人である私が中国に住んでいて危険だと感じるようなことはなく、反日的思考を持つ中国人に出会うことも全くありませんでした。その一方で、ある友人からは日本人だという理由だけで嫌な目にあったという話も聞きました。私は10ヶ月の留学生活の中で一度だけ、ある中国人男性に、日本や日本人に対して良いイメージがなかった。と言われたことがありました。しかし、彼は実際に一人の日本人である私と直接、会話や交流をすることで考え方が変わったと言いました。実際、日本でも中国でもお互いの国を嫌悪、または悪いイメージを持つ人々は少なくありません。しかし、恐らく多くの人たちのそれらの感情は、相手国のこと、相手国の人々のことを十分に理解することができていないままに、学校での歴史授業、ニュースやメディアなどが発信する偏った情報に基づき生まれてくるものであると考えます。日本のメディアが発信する中国に関するニュース等の情報は、中国のウィークポイントや、あまり良くない問題を取り上げるものが多く、中国に対し好印象を残すといった情報が極端に少ないように見受けられます。そのため、良い面の情報は関心を持った一部の人たちだけでしか共有されておらず、主動的にそれらの情報を知ろうとしなければ、多くの人は限られた情報しか知らないまま相手国を理解することになってしまっているということです。これらの事案を踏まえ、私は今後、中国語能力がある者として日中の両国民にこれまで以上にお互いの国や、その国の人々を正しく理解してもらい、それぞれの国への反感や嫌悪感といったものを改善していくにはどのように取り組むべきなのかを考えていきます。そして、留学時には中国人以外にも多くの国々の留学生たちと交流し、身を以て多種多様な考え方があるということを実感してきたので、その経験をこれからの国際交流にどのように活かしていくかを課題に取り組んでいきます。
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2015年度
交換留学
- 両角佳都也
- 私が一番初めに中国に降り立った時、私は右も左もわからない状態でした。どうやって中国語を使って会話するかということから、道路が右側通行なことまでわからないことばかりでした。 日本で二年間中国語の勉強をしてはいましたが、そのほとんどが読み書きであり、実戦的に中国語で会話を行えるというレベルでは、到底ありませんでした。そんな中、急に決定した中国留学。いくら能天気な自分でも、「やばいな…」と思いつつ西安にたどり着いていました。
大学に着くと、寮として使われているホテルに案内されました。すると、さっそく問題が発生します。ホテルの受付の人が言っていることが理解できないのです。 こちらが何を言いたいのかも同様に理解されていないらしく、紙に文章を書いてもらって、ようやく、なんとなく意思疎通ができるという状態。何度も聞き返し、聞き返され、早くも心が折れそうになりながらも、 会話を済ませ部屋へと向かいました。事前の申し込みでは二人部屋を申し込んでいたので、どのくらいの広さなのだろうと思いつつ部屋を探していると、一つの部屋から三人の男が出てきました。 その三人につたない英語で自分の部屋について聞くと、なんと「俺たちルームメイトだ!」と言われました。自己紹介をしてみると、アメリカ人二人とメキシコ人一人でした。 「(二人部屋じゃないじゃん )」とか「(英語話せない…)」などと思いつつも、不安だらけな四人部屋での生活が始まりました。
しかし、結論から言うと、この三人と出会えて本当によかったと思っています。
私が中国語を上手く喋れないのを理解してくれて、私が何て喋ればいいのか混乱している時も、辞書を使って中国語や英語をいちいち検索している時も、一緒になってなにが言いたいかを考えてくれたり、 私が頭の中で文を作るのをゆっくり待ってくれたりと、とても思いやりのある三人でした。中国へ留学して間もないころは、自分の意志を相手に伝えられず、相手の言葉が聞き取れず、おしゃべり好きな自分としてはヤキモキする時間が過ぎていました。 しかし、ルームメイトたちと無理やりでも会話を続け(それに根気よく付き合ってくれたルームメイトに感謝です)、一日中、中国語だけを使う生活を過ごすことが出来たことは、中国語を「話す」ための力をつけられた大きな要因だと思っています。
私の場合は1~2ヶ月の月日を使って、中国語に慣れていきました。最初はうまく伝えられなかった自分の意思やツッコミなど、ちゃんとズレなく会話が成立して友達たちと一緒に会話をし、笑いあえるようになることは、とてもうれしいことでした、そしてそれは中国語を勉強する意欲にもなっていました。
こういった環境という面から見ると、私はとても恵まれていたと思います。ルームメイトのアメリカ人とメキシコ人はもちろん、そのほかの外国人の人たちもとても良くしてくれました。 一緒にお酒を飲んだり遊びに行ったりと、多くの外国人の友達が出来ました。帰国後に、この留学を通して知り合った友達に会いに行くため、アメリカ人のルームメイトと二人で韓国へ旅行に行ったほどですから、その存在は自分にとってとても大きなものでした。
授業を受ける際のクラスメートも、良き友達ばかりでした。中国語を書けるけど喋れない自分に対して、ゆっくりと喋ってくれたり、先生が何を言っているのか教えてくれたりと、たくさんの助けをもらいました。 さらに、日本語を学んでいる中国人学生と交流が行える環境なのも、会話の練習として大きな手助けになったと思います。
中国で生活をすることや多くの友人達と交流していると、中国語の上達は勿論のこと、今まで自分にはなかった文化や習慣、考え方がたくさん入ってきます。一番初めの頃は、それを違和感として受け止めていましたが、中国語でコミュニケーションがとれるようになった頃からそれは面白さとして受け止められるようになりました。
この価値観の変化は、自分の中でとても大切なものだと思っています。国籍や文化、考え方をステレオタイプ的に判断しないで、自分自身が見て、聞いて、感じて判断をするということの大切さも、私はこの留学の上で学びました。
最初にルームメイトに出会ったときに、私は拙い英語を使おうとしていました。しかし、今なら迷わず中国語で尋ねるでしょう。この変化が、この留学での成果だと思います。
遼寧師範大学
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2012年度
国費留学
- 牧野紗英
- 2012年9月から2013年7月まで遼寧省大連市遼寧師範大学に約10か月間留学をしました。日本で生活していては体験できないような貴重な体験をたくさんできたと思います。
まず中国についた初日、大学の先生に空港まで来てもらう予定だったのが何時間待っても誰も来ず最終的に黒タクという正式ではないタクシーに乗り学校まで行きました。中国に行く前にこのようなタクシーには乗ってはいけないといわれていたので死ぬ気の覚悟で乗り、無事大学までたどり着きました。そのほかにも、ビザが留学ビザではなく仕事のビザになっていたり、健康診断書の期限が切れており、一人で病院まで行き検査を受けるなど、最初の一週間はハプニング続きで、しかも中国語もほとんどわからない状態だったのでとても大変でした。しかしこの経験をしたおかげで少し度胸がつき、たいていのことは気にせず快適に過ごすことができました。寮も想像していたよりもとてもきれいで、ほとんど不自由なく生活することができました。強いて言えば断水が多いのが不便でした。ルームメイトはモンゴル人、ロシア人、韓国人を体験し感じたのはやはり文化が違うと生活は全く違うということです。モンゴル人、ロシア人はとにかく声が大きい、韓国人は掃除をほとんどしない、これらを除けば違う文化も新鮮に感じられとても楽しく共同生活を送ることができました。みんな料理を作ってくれたり一緒に買い物に行ったり、お話をしたりとても親切にしてくれました。授業は毎朝8時から11時35分まで、午後は選択授業があります。授業内容は総合、口語、聴解、読解の4つです。一クラスだいたい20人前後で全体的には日本人と韓国人が多かったです。選択授業は文法、スピーチなど中国語のクラス、そのほかに二胡、太極拳、中国映画鑑賞などがあります。学校行事もたくさんあり、市内観光、運動会、徒歩大会、サクランボ狩り、カラオケ大会など約ひと月に1回ほど行事があります。参加費はすべて無料なので参加する生徒がたくさんいます。そのほかに一人50元ずつ活動費が与えられ、クラスで食事会を開いたり、公園に遊びに行ったり、餃子を作ったりしました。
留学に行って感じたのは、日本人は他の国の人と比べてとてもおとなしいということです。授業中も積極的に話しをしたり、質問をするのは欧米の人たちが多いです。これは私も同じで学校が始まってすぐのころは本当に何も話さない、当てられたら話すという感じだったのですが少しずつ少しずつ積極的に話せるようになっていきました。積極性がないと留学では生きていけないなと感じました。友達を作るのも、買い物をするのも私はとても苦労しました。もともと人見知りな性格だったのでなかなか友達もできなかったし、買い物に行っても高い値段で買わされることもありました。次第に人とかかわるのが嫌になり授業以外外に出ないという生活をしている時期もありました。私の場合は周りの人たちに助けられ友達も増え中国に来たばかりの頃よりは積極的になり、人見知りも少しはよくなったと思っています。もう一つは日本人なのに日本のことをほとんどわかっていなかったということです。外国人の友達に日本のことを聞かれても答えられないことが何度もあり、日本語学科の中国人学生が質問してきたときもうまく説明できないことも何度もありました。ほんとうに日本人なの?と聞かれたこともあります。ほかの国に行って文化や言語を学ぶこともとても大切なことだと思うけど、まず日本のことをちゃんと知っておかないといけないということに気づかされました。
約10か月の留学生活でたくさんのことを経験し日本では学べないことをたくさん学ぶことができました。この留学生活でたくさんの課題を発見し、これからもっともっと成長していきたいと思います。
台湾
開南大学
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2018年度
交換留学
- 畑崎一希
- この感想文では、私が1年間台湾の開南大学に交換留学をしてきて学んできたこと、そしてこれからの学習計画について書いていきたいと思います。
私は2018年の9月から2019年の6月まで台湾の開南大学という大学に交換留学していました。およそ1年間の台湾での留学生活は留学中はとても長く感じましたが、振り返ればあっという間だったように感じます。1年間の留学ではたくさんのことを実際に五感で学びましたが、このレポートでは学習面についていくつか振り返ろうと思います。
私自身は留学先の大学で中国語と英語の授業を履修していました。中国語に関しては、台湾で話されている言語が中国語(台湾華語)であり、授業で習うだけではなく普段の生活で中国語を使うことができるため、学んだことをすぐに実践できる環境でした。留学前は半年間中国語の授業を履修し、個人的に勉強していたのですが、やはり実際に現地に来て学ぶことこそ生の言葉であり、ここに、留学して言語を勉強する価値を感じました。
また、留学先で履修できる授業で他にIHPという英語で開講される授業があり、会計学や経済学、自然科学などを学ぶこともできます。そのため、自分の興味に合わせて多様な授業を履修できます。中国語の授業については、開南大学には中国語学科があるので中国語を学ぶ場合、中国語学科の授業を履修することになると思います。IHPでも中国語の授業はありますがあくまでも基礎的な内容でした。
中国語学科の授業はとてもレベルが高く、交換留学生向けではなく、本科生に向けた授業です。授業の全ては中国語で行われ、話すスピードもかなり早いです。なおかつ、この授業を受けている日本人が数人のため徹底的に質問をされます。授業の大半をベトナム人が占めていて、彼らの中国語レベルは見上げなければ見えないほど高いものでした。
私を含め、その授業を受けている日本人留学生の中国語レベルはあまり高くなく、最初は聞き取れない、話せないという苦痛が続きました。日本人留学生はこの授業のたびに疲れ切りへとへとになりました。
しかし、粘り強く授業に出続けることで四声の概念が感覚的にわかってきて、語彙力も日に日に身についていく感じがしました。留学の終わり頃には授業の7割は中国語のまま理解でき、先生も私たちの言葉を頷いて理解してくれるようになりました。
授業だけではなくルームメイトに日本語学科の台湾人の友達ができ、深夜の遅い時間まで言語交換をしていました。彼らとの時間はとても貴重で多くの学びとともに良い思い出になりました。最後に、台湾は歴史的、政治的に複雑な事情を抱えています。多民族国家であり、台湾人と一口に言っても、外省人や原住民、少数民族などが台湾で暮らしています。それに伴い多種多様な言語が街中で飛び交っています。また、台湾は親日として有名で日本で東日本大震災が起きた時も、他のどの国よりも温かく手を差し伸べてくれた国です。留学中は台湾について学ぶことと同じくらい日本についても学び、考え直す事が多くありました。言葉を学ぶ大切さと同時に言葉にとらわれない必要性を感じました。国際化して国境の線が曖昧になった今こそ、伝統文化や母語の尊さを感じました。
帰国した今後としては、今回の留学で得た学びを忘れずに外国語の学びを続け、それ以上に日本について関心を持ち学んでいこうと考えています
- 渡辺実憂
- 2018年9月から2019年1月まで台湾で約4ヶ月間留学生活を送りました。北海道文教大学では中国語の授業を履修することができますが、第一言語として学習することはできないので基礎から始めなければならない状況でした。開南大学では基礎から始める授業がいくつかあったので一から学習することができました。台湾では注音という台湾独自の発音記号が使用されていますが、授業ではピンインで勉強することができます。しかし、現地で出会った台湾人の友人たちのほとんどはピンインを読むことができないので、台湾で留学するなら注音が読めた方が良いと思いました。
授業では発音、単語、リスニング、文章の作成を主に習いました。その中でも自分が一番伸びたと思うのはリスニングです。授業は中国語で進められていたので一番伸びたのではないかと思います。中国語以外の授業では日本語学科、英語学科の授業を受けました。中国語の授業ではやはり日本人の学生が多かったですが、英語学科の授業や日本語学科の授業では台湾人はもちろんベトナム人、フィリピン人、韓国人の学生と交流することができました。日本語学科の授業は中国語で行われるものだったので、中国語習得に繋がったと思います。中国語ではこう言う、日本語ではこう言うとお互いに教え合うことができ、とても有意義な時間を送ることができました。英語学科の授業では3年生の授業を受けたのですが、クラスメートが話す英語はとてもスムーズで発音もよく、もっと頑張らなくてはと刺激を受けました。
開南大学の授業は1コマ50分、2コマ連続で続くのですが、英語會話という授業では最初の1コマはスモールトークという一つのお題について話し合うという時間で、いつ自分が当たるのか分からないので英語を短い時間で考えることが以前よりもできるようになりました。この授業では文法や発音を長文を用いて進むので、自分のボキャブラリーがさらに増えたと感じています。中国語学科、日本語学科、英語学科、IHPの授業を受け、文教大学とは違うと感じた点は授業ごとにLINE でグループを作るということと、課題はグループ課題が多いという点です。LINEのグループには先生方も参加しており、生徒と先生の間で簡単に質問や連絡事項を確認することができるため非常に便利だと感じました。課題に関しては個人で提出するものよりペアもしくはグループで行うものが多く、中には親交を深めるためにグループで出かけるという課題もありました。グループワークが多いので文教大学と比べ生徒間の交流がより必要だと思いました。今回台湾の開南大学に留学し、中国語に触れながら生活を送り、中国語の楽しさを知りました。今後も中国語の勉強を続けていきたいです。具体的には中国語検定やHSKといった検定を受験しようと思います。台湾では繁体字が使われていますが中国語検定は準2級までは繁体字での受験はできないので簡体字の習得も目指していきたいです。
静宜大学
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2019年度
交換留学
- 原口結衣
- 私は台湾で2月から6月まで、長くはない大学生活の中で2度目の留学を経験させて頂きました。
今回の留学は約4か月でした。中国語の授業(週5、1日2時間)以外は自分の取りたい授業を選び、住まいは1部屋4人の寮でした。何もかも自分で決めて自分で行う。まるで一人暮らしのような気分でした。(したことはないです。)しかし、日本と違うことは、自炊をしなかったことです。寮には電子レンジとウォーターサーバーがありますが、キッチンはありません。理由は、台湾は外食文化だからです。大学の近くの飲食街や夜市も夜遅くまで営業していました。(夜市のおすすめは静宜大学からは少し遠いですが、一中街か逢甲夜市です。)
私は台湾、台中、そして静宜大学を選んでよかったと思っています。台湾がいいと思うのは、ありきたりな理由です。1つ目に食べ物が美味しいこと、2つ目はタピオカドリンクが安く飲めること、そして3つ目は交通費も物価も安いことです。更に“映え“スポットがたくさんあり、写真の撮り甲斐がありました。また台中の良いところは、街に出ても日本人がそんなに多くないので母国語に甘えられないところです。そして静宜大学の良いところは、留学生の出身国に多様性があるところです。(中国、韓国、マレーシア、インドネシア、スペイン、モンゴル、アメリカ等)そして留学生の人数が多いので、イベントに活気があります。最初の土曜日にバーベキュー、交流会、411という留学生たちが自国の文化紹介をするもの、そしてFarewell Partyがありました。最初から最後まで楽しい行事がたくさんでした。これらのイベントを通して他国の友達をたくさん作れます!望めば人脈は広げ放題です。
中国語に関しては、文教大学で授業は取っていましたが、自分の復習が足りなくて正直単語も文法も全然定着しておらず、台湾での中国語の授業が始まって最初の方は、コミュニケーションがままならなくて毎日つらかったです。しかし、1か月半くらい経った頃、周りの人の言葉が聞き取れるようになっていく実感があり、中国語の勉強が段々楽しくなりました。私はもともと話すことが苦手なので、スピーキングは伸びに限界がありました。帰国後に中国語検定3級に合格できたことで、形として成果を得られて本当に嬉しかったです。
留学は“転機“です。良い経験しかしてない様な文章でしたが、嫌なことも勿論ありました。しかし、「全てのマイナス要素が私を強くしてくれた」とプラスに考えられる様になりました。また私はこの学科にいながら、人と外国語で話すことにずっと抵抗がありました。なぜなら「完璧に話せないことが恥ずかしい」と思っていたからです。その意識は昔から高い壁だったので、その壁を崩せたことは大きな前進だと感じています。このような貴重な機会を頂いたこと、本当にありがとうございました。
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2016年度
交換留学
- 菊地怜奈
- 私は2016年9月から2017年6月の約9か月の台湾留学を経て、多くのことを吸収することができました。その中で最も私に中国語を勉強したい!という強い影響力を与えてくれたのは1人の台湾人の友達でした。彼女はわたしのルームメイトの友達で、今では私の1番の親友です。
彼女は私が寮に着いたその日にたまたま部屋に来て、右も左もわからないわたしを見かねて夕食に誘ってくれました。この時私はあいさつ程度の中国語しか話せませんでした。それでも彼女は私が理解するまで根気強く、何度も説明してコミュニケーションをとろうとしてくれました。私は彼女のその姿勢にととても感動しました。その反面、台湾に着いて初日ではありましたが、彼女と中国語でおしゃべりできないことにとてももどかしさを感じました。彼女と生活を共にする時間はどんどん増えて、授業終わりに一緒にお昼を食べたり、夜市に行ったり、彼女の実家にまで招待してもらいました。彼女の両親や兄妹に会った時も私の中国語はとても未熟でした。それでも彼らはこの食べ物は台湾の伝統的なもので、こうやって食べるんだよと、どんどん話しかけてくれました。クリスマスに私をキャンプに連れていってくれたり、彼女の兄の結婚式に招待してくれたり、バーベキューに参加させてくれたりと、彼女と過ごす時間はとても充実していて、学校では学べない台湾人の本当の生活を実際に目で見て、感じることができて、とても貴重な体験をすることができました。
彼女のおかげで私は中国語をもっとマスターしたいという向上心を保つことができたと思います。毎日4時間の中国語の授業のあとに、彼女と会話をすることで、その日に習った中国語の実戦練習もできますし、自分の理解できなかった部分も何度も尋ねることができたので本当に彼女には感謝してもしきれません。次に台湾へ行くときは彼女の卒業式がある3年後になると思います。それを楽しみにこれからも中国語の勉強を継続していきたいです。
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2012年度
交換留学
- 近藤祐花
- 2012年9月から2013年8月までの約一年間、私は台湾の静宜大学で交換留学生として一年間中国語を勉強しました。私にとっては初めての海外でもあり、新しいことでいっぱいの一年間でした。 毎日朝の10時から語学学校で中国語の授業を50分×2受けました。台湾人の先生が中国語で中国語を教えてくれるという方法でした。 前学期私のクラスはフランス人一人、日本人二人、ロシア人一人の合計四人と先生という少人数での授業でした。初めは先生の言っている意味が全然分からず、同じクラスの友達と落ち込みました。
ですが、毎日中国語を聞くことにより、耳が先に慣れました。自分の言いたいことはまだまだ伝えられませんでしたが、先生の話している内容がどんどん理解できるようになりました。
私は一年間寮で生活しました。私の部屋は三人部屋で私以外の二人は台湾人でした。そのうちの一人は日本語学科の子で、日本語がとても上手でした。何もわからない私にとってはルームメイトの二人は家族のような存在でした。 台湾人はとても親切な人が多く、交換留学生に対してのサポートもしっかりしていて、とても驚きました。日本に帰ったら私も中国や台湾から来ている台湾人や中国人をサポートできたらいいなと強く思いました。
後期は日本語の話せるルームメイトが東京に留学したため、日本語の全く分からないルームメイトと二人での生活が始まりました。前期が終了して後期が始まる頃にはある程度中国語を話すことに抵抗がなくなり、少しずつ積極的に話をできるようになってきました。前期に比べ中国語を話す機会が増えたおかげで後期は前期よりも中国語の伸びを感じました。台北で中国語検定3級に合格し、大学の語学センターでの中国語のスピーチコンテスト中級高級部門で5位に入賞することもできました。頑張った結果が形として出たことがとてもうれしかったです。
この留学を通して中国語の上達だけではなく、様々な国の友達ができたり、自分の力で生活したり、頼るだけではなく自ら行動を起こすことの大切さ、むずかしさを学びました。 今後の自分の将来にこの経験を活かせるとうれしいです。最初は半年でいいなんて思っていた留学期間ですが、最後は一年でも足りないと感じました。こういう機会をいただけたことを本当にありがたく感じました。今後在学中は、学校に交換留学などで来ている海外からの学生さんの役に立てたらうれしいなと思っています。
カンボジア
British English Language School
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2016年度
短期語学研修+インターンシップ
- 米田みなほ
- 私は、今回のカンボジアでの研修に、本当に行って良かったと感じました。元々カンボジアを選んだ理由が、英語圏ではない国で様々な人の英語のアクセントや話し方などを経験してみたいと思って選んだのもありました。
シェムリアップでは語学学校に約3週間通い、そのうち1週間はプライベートレッスンを受け、自分の苦手な部分や自分が学びたいことを中心にやりました。最初に受けたテストでは、否定形などわかっても英語で言われると理解できなかったので、自分は本当の基礎から始め、そのほかに発音の練習などもしました。先生もとても良い方で、イギリス英語というのもあり、毎回の授業がとても楽しみでした。また、カンボジアの生徒とのグループレッスンでは、もしも自分が大統領になったら何をするかというお題があり、一人ひとり答えたところ、カンボジアの生徒たちは今よりも道路をよくしたいとか、貧しい人を助けたいとかそれぞれきちんと意見を持っていました。インターンシップは、シェムリアップでは旅行会社、プノンペンではお弁当屋さんに行きました。旅行会社では実際に旅行プランを考え、ガイドをし、見積もりをしました。旅行情報が載っているフリーペーパーを観光客に配るなどの仕事内容もあり、お客さんの役に立てたときはやりがいを感じました。実際に空港会社に電話で確認をとる仕事や、ホテルインスペクションで質問をするなど英語を使う場面も多々ありました。カンボジアには日本からのインターン生が沢山いて、その方たちの話を聞いたことで自分の刺激にもなり、今までは海外でインターンシップなんて考えていなかったのですが、自分も挑戦してみたいと思いました。
プノンペンでは、インターンシップは3日間と短い間でしたが、クメール語を覚える機会もありました。また、日本の企業を拝見させてもらい、そこの企業はクリニックの内装などを自分たちで作り、私たちも作業に参加させてもらいました。日本人とカンボジア人では価値観の違いがあるので日本人同士でやるよりも時間がかかり、必要な機材なども期日に届かない時もあり大変だと言っていましたが、そんな中でもカンボジアで企業に携わっていることに尊敬しました。カンボジアにきて何より驚いたのが思っていたよりも日本人が沢山いたことです。日本人経営のお店、日本人の大学生インターンシップの方に沢山出会い、そしていろいろな方から話を聞くことができてとても刺激になりました。また、シェムリアップは観光地ということもあり、マーケットに行くと日本語で話しかけられ、自分が思っているよりも日本語が浸透しているのだと感じました。
カンボジアへ行き日本では知らなかったポルポト政権の歴史を学び、またその影響で今のカンボジア人に様々な影響が出ていることも知ることができました。ポルポト政権で当時の知識人が沢山殺されて教育をする人がいなくなったこと、食事には蓮の葉などを皿替わりにし、葉を捨てていても土に返っていたが、プラスチックも同じように捨てたことでカンボジアではそこら中にゴミがあり、それが問題となっていること、また、学校の先生が生徒よりも学力が低いというのも知りました。日本にいては知ることのできなかったことなので、このことを日本の人に知ってもらいたいとも思いました。まだまだ不十分なところが沢山あるが、それを解決しようとたくさんの人が動いているのを見て、私も何か貢献したいと思うようになりました。カンボジアへ行く前は周りになぜカンボジアなのかと聞かれることもありましたが、周りが思っているイメージとは違い、もっとカンボジアの良さを知ってほしいと思いました。急激に経済が発達している中で、また10年後、カンボジアがどのように成長しているのかを見てみたいと思います。