人間科学部
教育×地域創生で
魅力あふれる北海道の
未来をつくる。
現代社会は、少子高齢化・過疎化と、それに伴う産業の衰退や働き手の減少、コミュニティ機能の低下など、深刻な課題を多く抱えています。その最前線にあるのが地域です。こうした課題を解決し、持続可能な社会を実現するには、まず地域を十分に知り、学び、その中核となれる人材の育成が欠かせません。本学科では、道内外の課題先進地域でのフィールドワークや他者との協働を通して、課題を発見・解決する力や新たな魅力を生み出す創造力を養い地域を活性化できる人材や、教育学の専門知識・技能を活かし地域リーダーとして地域の未来を担う人づくりに貢献できる人材を育成します。
FEATURE
地域未来学科の特徴
地域活性化のリーダー
中核コーディネーター
を目指そう!
グローバル化・情報化といった
社会の変化に対応しつつ、
各地域の特性を理解した上で地域住民や行政、
企業などの関係者と協力して
地域の課題を発見・解決し、
地域の発展を促す人材を目指します。
地域活性化を生み出す
学びの要素
教育・学びの環境を
コーディネート
これからの地域社会には課題や変化に主体的に対応できる人材が欠かせません。本学科では、そうした「人材の育成」について学びます。教育・社会教育・生涯学習に関する専門知識とICT・AIなどデジタル技術を活用した教育ノウハウ、加えて主体性を育む自由で活発な学習活動の方法、一人ひとりの生涯にわたる学びを支援する環境の整備、さまざまな角度から地域の未来を担う「人づくり」を学びます。
地域コミュニティを
コーディネート
地域医療・介護における人材不足といった課題への対応や防災力の向上、グローバル化に伴う多文化共生社会の実現といった地域課題には、多職種間や住民間の連携強化が重要です。地域の活性化にも大きな影響を及ぼす要素に対し、本学科では地域でのフィールドワークを通して、多様な人々と連携するコミュニケーション力や人々をまとめ、協働を促進するファシリテーション力を養います。
魅力的な地域を
コーディネート
歴史や食文化など地域固有の価値や、その他の多様な資源の価値を理解した上で、グローバルな視点と柔軟な発想をもとに、新たな価値を創出する能力が求められています。本学科では、地域の特性を探りながら、急速な社会構造の変化が地域に与える影響などへの理解を深めるとともに、地域と連携した演習科目を通して、情報収集力や企画・調整力、発信力、実行力を磨きます。
身につけられる能力
人口減少時代における地域特有の課題を
「発見する力」「分析する力」
「解決する力」
地域の歴史・文化・魅力を継承する
教育学・地域創生の「専門的知識・技能」
多様な他者との共存・共生を推進する
「コミュニケーション力」
「協働力」「調整力」
想定される卒業後の進路
地域の活性化を
リードできる人材として
幅広い進路が想定されます。
- 地方公務員
- 特殊法人
- NPO/NGO
- 各種財団/
特定独立行政法人 - 各種社会教育施設職員
(公民館/図書館、
博物館等) - 民間企業
- 学校法人教職員
- 大学院進学 など
BEST FEATURE
地域未来学科の最大の特長
地域社会と連携した
実学教育
キャンパスを飛び出して
地域社会を学びの
フィールドに!
未来への可能性を拓くために
地域の人々と一緒に
課題を発見・解決
北海道文教大学が包括連携協定を結ぶ50団体以上の協定締結先を中心に、
北海道内外の自治体や企業・NPOと連携。調査活動やインターンシップ、
プロジェクト演習などを通して、地域社会における課題を発見する力、
解決に向けた企画力や発信力、コミュニケーション能力といった実践力を身につけます。
連携先は50以上!
主な包括連携協定先
- 《自治体》
- 恵庭市
- 登別市
- 北海道後志
総合振興局 - 倶知安町
- ニセコ町
- 留寿都村
- 富良野市
- 南幌町
- 平取町
- 木古内町
- 《民間企業》
- 株式会社北海道新聞社
- 株式会社北海道銀行
- 丸善雄松堂株式会社
- 株式会社久原本家グループ本社
及び株式会社久原本家北海道 - ポッカサッポロ北海道株式会社
- サツドラホールディングス
株式会社 等
- 《経済界・医療法人等》
- 一般社団法人 恵庭青年会議所
- 恵庭ロータリークラブ
- 恵庭商工会議所
- 地域創生実践総合研究所
及び日本地域創生学会 - 恵庭ライオンズクラブ
- 社会医療法人 禎心会グループ 等
実力と自信を養う
少人数ゼミスタイル!
地域での実践活動を伴う「演習科目」は、6名~10名のグループに分かれ、
担当教員が細やかな指導を行います。少人数制での役割分担やディスカッション、
グループワークを通して主体性や協働性を養います。
各グループのテーマや地域は興味・関心や進路に合わせて選択可能です。
入学から卒業まで継続して
地域での演習を実施
海外留学やボランティアなど
自主参加の活動も応援!
グローカル・フィールド・
スタディーズⅠ~Ⅳ
道内・国内・海外で行われるさまざまな研修や留学、異分野・異文化体験や
職場体験のプログラム(インターンシップなど)、
各種資格取得、ボランティア活動等、課 外活動への参加など、
地域課題を解決するための実践的な学びを目的とした
諸活動への参加および成果等について、
卒業に必要な修得単位として認定します。
2023年4月に恵庭市と連携して設置した「地域創造研究センター」や、
海外協定校との連携を中心に本学内のグローバル化を推進している、
「国際交流センター」が、あなたの活動をサポートします。
北海道文教大学
地域創造研究センター
北海道文教大学がある恵庭市(行政)と連携する形で、地域の課題解決に向けた政策研究を行い、先駆的な地域政策を地方から提案することを目的に新設されました。事務局には学内教職員のみならず、恵庭市職員が出向するなど学内外のスタッフによって構成され、行政と大学がタッグを組んで共同研究プロジェクトを実施していきます。地域未来学科が目指す「持続可能な地域社会の実現」に向け、地域のつながりづくりを支援する存在となります。
詳細はこちらCURRICULUM
地域未来学科 カリキュラム
教育課程等の概要
地域活性化に役立つ
幅広い知識・技能を修得
地域を定義し、掘り下げ、提案する。
地域未来創造 基礎~探究
1~4年次
地域未来学科の根幹を成す科目で1~4年次まで通して履修します。地ていきます。道内各地でフィールドワークを行い、地域特性を認識した上で適したマネジメントやマーケティングの方法を探ります。集大成としてゼミ方式で発表、議論、検証を行い、成果をまとめます。
教育で豊かな未来を創造する。
教育から考える地域と未来Ⅰ・Ⅱ
1年次
実社会における教育は「指導者(年上、上司、先輩など)/学習者(年下、部下、後輩など)」の枠組みにとらわれません。この授業では自分が地域の総合的プロデューサーとなることを想定し、効果的な情報発信、広報戦略、協力者の獲得やコーディネートの方法などを学び、教育という切り口から地域の未来をデザインする能力を養います。
他者とのかかわり方を考察する。
コミュニティ教育論Ⅰ・Ⅱ
1年次
コミュニティの存在意義・意味と、現代社会における役割について教育学の観点から学びます。まずは自らが地域社会の一員であることを踏まえ、コミュニティを通じて他者と関わるための具体的な方法・素養を理解。その上で、我が国をはじめとする人口減少社会において重要な要素の一つとされる「社会関係資本」について掘り下げます。
地域リーダー・
プロデューサーを育む。
持続可能な地域社会と地域創生
2年次
地域創生・SDGsの本質を理解します。具体的には、国や自治体の政策・予算策定プロセスを自治体職員等の実践者による講話や質疑応答、対話を通じ、知識を深めます。部分・個別最適から全体最適学・現場重視の視点、思考、出番創出・役割分担によるストーリーまで深く考察し、将 来の地域創生リーダー・プロデューサー人材の養成を目指します。
支援者の存在意義の大きさを知る。
こども家庭支援の心理学
2年次
生涯発達に関する基礎的な知識を修得し、初期経験の重要性、発達課題等について学びます。さらに、家族・家庭の意義や機能を踏まえた上で、なぜ子育て家庭への支援が必要なのか、ひとり親家庭、貧困家庭、虐待リスクのある家庭等を事例に包括的な支援のあり方について考えます。地域における支援施策や関係機関との連携についても知見を広げます。
共存・共生の時代をいかに生きるか。
人口減少時代の対話と合意形成
2年次
人口減少に伴う労働力不足によって、他者との協働がより求められる現況を踏まえ、自分と異なる考えを持つ他者との共存の在り方について考えます。共存・共生に必要とされる有効なコミュニケーションや合意形成、関係調整、交渉等を円滑に行う能力についてふれます。実例を学び、実践的なアプローチにも取り組みます。
課題解決のプロセスを実例に学ぶ。
地域創生の実践と経営
3年次
まちづくりの担い手である会社組織と個人の関係を理解します。例えば、個人が組織の中で直面する社会化や組織文化、モチベーション、キャリア開発、リーダーシップ、対人葛藤といったジレンマと、そのダイナミズムなどを学びます。併せて組織における課題解決のフレームワークやマーケティングの手法も学び、その活用を目指します。
大切な故郷を災害から守るために。
地域・防災まちづくり
3年次
自然災害に対する実社会・行政のあり方を学びます。自助・共助・公助のまちづくりの体系や手法、予防対策と応急対策、避難方法、災害や復旧・復興対策に関する法律のほか、阪神淡路大震災や東日本大震災の復旧や復興まちづくり計画の事例も学びます。
EXAM SCHEDULE
2024年度 選抜試験スケジュール