３つの方針策定のための全学としての基本的な考え方

　本学では、３つの方針を策定するための全学としての基本的な考え方を以下の通り定める。ここで、３つの方針とは卒業認定・学位授与の方針（ディプロマ・ポリシー）、教育課程編成・実施の方針（カリキュラム・ポリシー）及び入学者受け入れの方針（アドミッション・ポリシー）を指す。

【策定の意義】

　本学の「清正進実」という建学の精神に基づく理念と目的に則り、本学の個性・特徴を明示するために、３つの方針を定める。

【各方針の考え方】

　卒業認定・学位授与の方針は卒業・修了認定に必要な学修成果を「知識・技能」、「関心・意欲・態度」、「思考・判断・表現」に関する項目に分けて明示する。
　教育課程編成・実施の方針は、「教育内容の編成」、「教育方法」、「教育評価」の項目を設ける。このうち「教育内容の編成」は学位授与方針に示された学修成果と整合性を保つように留意する。
　入学者受け入れの方針は、入学後の学修に必要となる「知識・技能」に関する力、「関心・意欲・態度」の適合性、「思考・判断・表現」に関する力について定める
　これら３つの方針は本学学生、教職員、入学志願者、社会から理解できる内容とし、わかりやすい表現で策定する。

【策定のための組織・体制】

　教育活動に関する内部質保証に直接関わる組織である教育開発センター会議で、各学部・学科・専攻、研究科の教育内容に基づいて原案を作成し、内部質保証の推進に責任を負う全学的な組織である大学運営会議が策定する。

【策定単位】

　卒業認定・学位授与の方針と教育課程編成・実施の方針は大学全体および学士課程、修士課程の授与する学位ごとに策定する。したがって、学士課程においては学科単位とする。ただし、学科内で専攻により授与する学位が異なる場合は専攻単位とする。修士課程においては研究科単位とする。
　学生の受け入れ方針は大学全体、学士課程においては学科単位および修士課程においては研究科単位で策定する。

【運用】

　３つの方針に則って学習成果の充実を図り、点検・評価を含む内部質保証に努める。３つの方針の改正は策定のための組織・体制によって実施するものとする。