人間科学部 地域未来学科
1.学位授与方針（ディプロマ・ポリシー）
地域未来学科は、履修規程によって必要単位を取得し、必要な修業年限を満たしたうえで、次の能力を身につけていると認められた学生に「学士（地域未来学）」の学位を授与します。
- 地域社会における教育の役割を理解し、教育学に関する専門的知識・技能を身につけ、生涯にわたり学び続ける素養を有している（知識・技能）。
- 地域の歴史や文化、多様な資源の価値を深く理解し、新たな価値を創造することにより、持続可能な社会を実現し、次代へ発信・継承することができる（知識・技能）。
- 地域社会の中核的コーディネーターとして、多様な主体とのつながりを生み出し、包摂的で持続可能な地域コミュニティを他者と共創できる（知識・技能）。
- 幅広い視点から地域課題を発見し、課題解決に向けて主体的に行動でき、かつ、地域において協働できる人的資源の開発や組織体制の構築に貢献できる（思考・判断・表現）。
- 地域社会のデジタル化等の変化に適応しながら、地域の特性を踏まえた教育の在り方について考究し、地域の未来を担う人づくりに貢献できる（思考・判断・表現）
- 地域社会における意欲的かつ主体性のある個人や企業の学習活動を引き出し、支援することで、生涯学習社会の実現に貢献できる（関心・意欲・態度）。
2.教育課程の編成・実施方針 (カリキュラム・ポリシー)
・地域未来学科は、地域社会の発展および持続可能な社会の実現のために必要な専門知識・技術を培うため、教養科目、専門基礎科目、専門科目を体系的に配置した教育課程を編成します。
- 教育内容
（知識・技能）
- 教育学および社会教育に関する専門的知識・技能の育成、および生涯にわたり学び続ける素養を育成するために「教育基礎」「生涯教育」「地域教育」の科目群および教養科目を配置する。
- 地域の歴史や文化、資源の価値を深く理解し、地域資源を活用した新たな価値を創造することにより、持続可能な社会を実現するために必要となる企画力、実践力および発信力を育成するために「地域理解」「国際理解教育」「まちづくり・地域政策」「実務実践」の科目群を配置する。
- 地域に関わる様々な領域の人々との関係性を構築し、多様な主体間の協働・物事の推進を支えるために必要となるコミュニケーション能力・協働力・調整力を育成するために「地域理解」「地域創造」「地域未来基礎」「地域未来演習」の科目群を配置する。
（思考・判断・表現）
- 地域における諸課題を発見・分析できる能力、および課題解決に向けて主体的かつ積極的に行動してその成果を波及・発展させる能力を育成するために「地域創造」「地域未来演習」「地域未来探究」の科目群および 「卒業研究」を配置する。
- デジタル化された情報の収集・分析を通して、地域における教育の実情や議題を的確に把握するために必要となる情報収集・処理能力、および変化に対応するための柔軟な思考力と発信力を育成するために「自然と科学（教養科目）」「地域未来探究」の科目群および「卒業研究」を配置する。
（関心・意欲・態度）
- 地域で活動する多様な主体による、自由で活発な学習活動と地域社会をつなぐためのファシリテート能力を育成するために「生涯教育」「地域教育」「地域創造」の科目群を配置する。
- 教育方法
- 講義形式の授業の他に、学生の主体的な学びを引き出すために、少人数授業、学生参加型授業、ICTを活用した授業などのアクティブラーニングを実践する。
- 問題発見とその解決および論理的思考力を養うために、課題について能動的に探索することを重視した教育を実施する。
- 協働して課題を解決し物事を推進するために必要なコミュニケーション能力を高めるために、グループ学習を取り入れる。
- 先進的な研究成果の理解力、仮説の検証を含めた探究力、論理的な問題解決能力を身につけるための科目は少人数ゼミ形式で研究の基礎を学ぶための教育を展開する。
- 教育評価
- 科目の特性に応じて、授業参加態度、小テスト、理解度確認テスト、レポート及び成果物の提出などシラバスに記載される到達目標の学修到達度を客観的に評価する。
3.学生の受け入れ方針（アドミッション・ポリシー）
求める学生像
地域未来学科は、地域を発展させたいという目的意識があり、持続可能な未来社会の実現や地域社会の支援を意欲的に行う意思のある次のような人を受け入れます。
（知識・技能）
- 基本的な知識・技能を習得するための学習習慣をもっている人。
（思考・判断・表現）
- 社会で活躍するための基礎となる知識・技能を活用して課題を解決するために必要な論理的思考力・判断力・表現力をもっている人。
（関心・意欲・態度）
- 地域の発展や持続可能な社会の実現に強い関心を持ち、何事にも積極的にチャレンジする意欲のある人。
- 地域に関わる様々な領域の人々と協働して物事を推進したいと願う人、コミュニケーション能力を常に高めたいと考える人。
- 目標の実現に向かって努力を続ける学習意欲をもっている人。
- 人々の生活に幅広く目を向けバランス感覚に優れた人格でありたいと願う人。