2023年07月06日
在宅看護学演習「ストーマの装着」と「在宅療養における清潔」
在宅看護学領域での演習の様子です。
この日は最初にストーマ(大腸がんなどの疾患により排泄経路が腹壁に移設した状態)の装着体験と装着方法や皮膚のケアについて学びました。
パウチの説明と計測、ストーマに合わせてパウチをカットし装着する練習を全員が経験しました。
本物を使って演習することで、今後の在宅看護学実習に活かされる学びが出来ます。
パウチのカットは実際にやってみるとジャストサイズにすることが難しく、教員からコツと注意点の説明を受けてストーマモデルに装着しています。
次の演習は、在宅療養における清潔ケアの方法について学びました。
病院とは違う在宅での環境では、自宅にあるもので洗髪や入浴の工夫をします。
ケアする側も工夫が必要です。
ケアを受ける人の安全と安楽を考え、今回は学生が作成したケリパード(ベッドに寝たままの状態で髪を洗えるように頭の下と周囲に敷くもの)の形状と高さを体験し、もっとよくするにはどのようにしたらよいのかを考えました。
こちらでは臥床している人の入浴グッズの紹介と経験をしています。
看護学科の鹿内あずさ先生は、地域看護の専門看護師です。
在宅看護学領域の教員は、それぞれが在宅ケアの専門知識をもって教育と実習を行っています。
先生方は優しく笑顔で親身になってくれる在宅看護のプロです。
在宅ケアは今後ますます医療の現場では必要とされる分野ですので基礎知識はもちろん大事ですが(宿題も課題も濃厚)、今回の演習のような本物体験を本学科では大切にしています。
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