2022年09月30日
宮本教授の時事問題解説のYouTubeチャンネルが更新されました。
9月29日木曜午前10時台に、FMおたるで「みやもととおるの政治のおはなし」を放送しました。
今週前半の日本政治の解説は、火曜日の安倍元総理の国葬。日英比較はたくさんがあるし、菅演説と岸田演説の差を論じる識者も多い。しかし、私はそこに内向きになり自分達内部での権力闘争という人間関係にしか関心が持てなくなった政治家の病理的構造をみる。菅義偉は、我々の友人でも家族でもない。政治家として政策選択により我々の生活に影響を与え、我々の未来を選択する存在。その人のことばで、政策は何を言っているのか全くわからないのに、友人代表としての弔辞は名演説。日本の未来は暗い。
後半は、国際政治。ウクライナ、ロシア軍侵攻4州における「住民投票」と彼らが自称する試み。このような茶番を決して許してはならない。元の住民を軍事力で追い出しておいて、残った一部の住民投票で地域の国家への帰属が変更できるなどということは、近代国際法が最も否定してきたこと。国連憲章の全否定。2014年も無血占領ではあったがクリミヤ半島の併合は住民投票という形で行われた。欧米核国はこれを厳しく避難し、ソチオリンピック開会式に誰も西側首脳は出席しなかったのに、唯一出席してプーチンに媚を贈ったのが安倍総理という事実。当時HBCラジオで散々批判していたが、同様の批判は聞いたことがないが、8年経って、安倍外交はその程度のものだということがみなに理解されるようになったと考える。
北海道文教大学で、国際政治を学ぼう。
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