2021年12月16日

学生の投書、北海道新聞に続々掲載!(2)

国際教養学科では、現代における教養を「世界や地域で考え、行動できる知性」と定義し、国際感覚や語学力はもちろん、日本語の表現能力を磨く授業にも、力を入れています。

 

そんな授業の一つ、「日本語表現技法Ⅰ、Ⅱ」では、「話すこと」、「聞くこと」、「書くこと」の力を身につけるべく、新入生たちを指導しています。中でも「日本語表現技法Ⅱ」では、教科書『「型」で身につける文章作成技術』(矢部玲子著 大学図書出版)を用いて、様々な「型」の文章を作成する技術の習得を目指しています。

 

その一つ、「新聞読者投稿欄の型」では、学生たちに、実際に新聞に投書することを奨励し、毎年掲載されています。
今年も、北海道新聞に続々掲載されています。
学生たちの掲載投書紹介、今回は第2回目です。

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1人暮らし 父への感謝新た
国際教養学科1年 鈴木理子

 

今春から、 大学生になり、1人暮らしを始めた。大学進学の際に地元(広島市) を離れると決めていたので、不安よりも新生活への期待のほうが大きかった。

 

わたしの家は父と兄とわたしの3人家族だ。父は仕事が忙しく、兄は大学生になって家を出た。わたしはよく家で1人で過ごすようになった。

 

このため、実際に1人で生活するようになっても、あまり寂しいとは感じなかった。しかし、困ったことがある。それは料理だ。私はこれまで全く料理をしなかった。

 

そんなとき、ふとキッチンに立つ父の姿を思い出した。父は、朝早く起きてお弁当を作ってくれた。その上、おかずを作り置きするためだけに、仕事の合間を縫って、スーパーに通っていた。

 

1人暮らしをして、父のありがたみを身をもって感じることができた。父を心から誇りに思う。帰省するときには、 手料理を振る舞い、感謝の気持ちを伝えたいと思っている。

 

※投書本文は、北海道新聞「読者の声」欄(2021年11月24日付)を御覧ください。
掲載に際しては、「株式会社 道新デジタルメディア」著作権御担当者に確認の上許諾を得ました。
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次回もお楽しみに。

 

矢部玲子『「型」で身につける文章作成技術』

https://bit.ly/3G2v1Mh

 

 

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