2023年10月21日
海外メディアで国際化時代における日本の校則についてコメントしました
香港 South China Morning Post紙で、国際化する日本の教室で、厳格すぎると批判のある校則について、学科教員がコメントいたしました。
この記事では、日本社会がグローバル化する中、学校に通う生徒も海外のバックグラウンドを持つ人が増えている中、従来通り日本人だけを前提にした校則が現実に合っておらず、時に差別や人権侵害と捉えられるような事例も存在し、多数の批判や訴訟が起きていることを報じています。
遺伝や体質的に髪色や髪型が校則に合わせられなかったり、重要な文化的価値を持つ髪型が校則によって尊重されていない実態について、渡部教授は次のようにコメントしています。
「日本社会に外国籍や海外由来の市民が増加する一方で、そうしたグローバル化にオープンだと言っておきながら、校則はいまだに前例踏襲の古い価値観に囚われている。多様な背景を持つ生徒が学ぶ教室で、黒髪の狭い範囲の髪型を、それが不可能な人たちにまで強制することは理解に苦しむ。日本の学校が閉鎖的な小さな共同体であり続けるのなら、そこから巣立つ生徒が生きていかなければならない多様な世界への準備を、教育することもできないであろう。」
渡部教授のコメントが掲載されている記事のリンクは以下に。また、国際学部の様子がよくわかる！と最近閲覧者急増中の学部インスタは @hbu_kokusai で！
（source: Japan urged to end hair discrimination in schools, cut pupils some slack over ‘too conservative’ rules, This Week in Asia / Lifestyle & Culture, South China Morning Post, posted on the web on 11 Oct 2023)
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