2023年09月30日

若者のSNSでの犯罪について海外メディアで解説いたしました

国際教養学科の渡部教授が、香港South China Morning Post紙で、大阪で逮捕されたアメリカ人インフルエンサーのジョニー・ソマリの事件について解説・コメントいたしました。ジョニー・ソマリは日本各地で「フクシマ!原爆!シンゾー・アベ!」などと叫びながら「我々は、もう一発日本に原爆を落とす」などと主張する動画を投稿し、物議を醸していました。

渡部教授は、SNSで再生回数を稼いだり有名になろうとする若者の問題は、回転寿司における「寿司テロ」に見られるようにアメリカだけの問題ではなく日本を含む世界的な広がりを見せていると指摘しました。「スマホとともに育ったデジタル世代の若者の中には、自分がなんでも知っていてなんでもできるという間違えた万能感を持っている人が多い」と問題の背景を説明し「この手の行為に及ぶ若者は、両親、家族や地域社会から子どもとして普通に学べきマナーや倫理を学んでいない」ことが事件の要因と分析しつつも、技術革新が急速に進むデジタル社会において、技術環境の変化に人間とその社会が制度・教育・思考などで大きく遅れをとっている点を重視しました。

 

国際教養学科では、渡部教授が担当する1年次の「国際教養入門」において、この技術革新と人類の歴史や現代社会の課題について考えます。他にも、メディアにおける各国のイメージが日中関係などの外交関係に与えるイメージを研究している魯准教授による「メディア社会論」や「東アジア地域論」「中国研究」など、語学だけではない高い専門性と国際性溢れる教育を日々展開しております。

 

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