2024年10月29日

たくさんの方のご協力をいただき、この夏に「アウトドア・ツーリズム研修(1年前期)」を行いました

国際学部の「国際教養学科」と「国際コミュニケーション学科」では、夏季休業期間に集中的に行う「アウトドア・ツーリズム研修」という授業があります。この研修は、本学部の正課科目で、仕事体験やフィールドワークやグループワークでのアウトドア体験を通じて、学生や教員だけではなく、地域の皆様と交流し、たくさんのコミュニケーションをとることができる授業です。本研修で学内学外の方々とのコミュニケーションをとおし、地域社会や他者を理解し、共生していきていく力を身につけていくことを目的としています。

 

また、アウトドアスポーツは、競ったり争ったりするのではなく、自然と触れ合いながら思いっきり身体を動かし楽しむことを目的として行われることが多いです。そのため、運動が少し苦手であっても、インドア志向であっても、アウトドアガイドのきめ細やかな目配りや気配りなどの配慮をいただきながら、それぞれのペースにあわせて楽しめることができます。そのため、高校生から大学生になった多くの1年生に、この科目を通じてアウトドアにチャレンジし、自然と触れ合うことが楽しいということを知ってもらうことも目的としています。

 

国際学部4年目の今年は、学外での「実施研修」を7日間(8/19-23:4泊5日富良野エリア、8/26-27:1泊2日日高エリア)行いました。

 

富良野エリア(4泊5日)の「実施研修」では、1日目に、本学と包括連携を提携している富良野市様、富良野商工会議所様、ふらの観光協会様のご協力をいただき開講式を行いました。学生は、初めて作成した個人の名刺でお世話になる方々と名刺交換をした後、それぞれが自己紹介を行いました。また、その後は、演劇手法を使ったコミュニケーションワークショップを、富良野GROUPの講師の方に行っていただきました。2日目、3日目は、空と水のアウトドア体験として、ラフティング、熱気球、またラフティングの雨天時等の代替プログラム(ジャム、アイスづくり)や、これらの仕事体験(ラフティング、熱気球などの準備作業など)を行いました。3日の夕方には振り返りとして、お世話になった体験業者の社長様から安心・安全に行うための講義や、スタッフの皆様との交流などを行わせていただきました。4日目は、南富良野町にて、サイクリング体験(道の駅~かなやま湖畔まで)とカヌー体験を行いました。また、夕方には、本学と包括連携を結んでいる南富良野高校へ訪問し、高校生との交流を行いました。5日目は、富良野自然塾様の環境体験プログラムを森の中で行い、地球のこれまでの歩みや、自然の大切さなどについて学びました。

 

土日を挟み、翌週の日高エリア(1泊2日)の「実施研修」では、本学と包括連携を結んでいる平取町様の観光協会の皆様にお世話になり、ハイキングなどをしながら、アイヌの生活や食文化を学ぶ体験を行いました。翌日は、北海道アウトドア資格(登山、ハイキング、カヌー、ラフティング、トレイルライディング)の一つ、トレイルライディング(乗馬)を新冠町で行いました。雨の中でしたが、馬と触れ合うことで、どの学生も一生懸命に頑張っていました。午後は、本学と包括連携をしている安平町にて、キャンプ体験(火おこしやテント設営など)を行いました。

 

実施研修には、担当教員のほかに、学部長や各学科長やネイティブの先生も交代で引率を行いました。指導や管理だけではなく、学生と一緒にアウトドア体験を行うことで、学生との距離を縮める時間となりました。あいにく、実施研修日の最終日に、北海道全域に洪水注意報が出され、学生が通勤するエリアでは交通機関が動かなく事態に見舞われました。このことから、翌日から学内で予定していた事後研修をオンラインに切り替え、レポートの作成や、課題(地域に対しての提案)などを行いました。

 

今年度も、本学との包括連携先はじめ、たくさんの地域の皆様にご協力をいただきながら、無事終えることができました。ご協力をいただいた皆様、有難うございました。

 

 

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